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宝塚歌劇 歴史 建物 について偏った話をしていきます。

宝塚 劇場にかつてあった「落書き」

1997年12月29日に一旦閉場し、翌1998年1月から建替え工事をした旧東京宝塚劇場。

 

 

2001年に現在の東京宝塚劇場は完成しますが、その取り壊される前の旧劇場の日比谷公園側の壁にはファンの落書き跡が多くありました。

 

内容としては贔屓への思いを書きなぐっていることが、ほとんどのよう。

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やはりその時代のトップさんや、路線の方が多いですね。

誰々様命って70-80年代に流行った記憶があります…

 

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ジャニーズファンの書き込みもチラホラありますが、これは旧東京宝塚劇場が他のミュージカルや、演劇も上演していたため。(実質宝塚歌劇が上演されていたのは1年のうち7か月ほど)。

 

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今、これをみた落書きされた本人様が「やーめーてー」となったならご連絡ください。

当時のお話を激しくきいてみたいです。

 

 

 その反面、同時代となる旧宝塚大劇場(兵庫)のトイレでも落書きがたくさんなされていたことは現在となってはあまり知られていないようです。

 

こちらは東京とは違って主に贔屓のライバルやもろもろの不満をぶちまけたり、嫌いなジェンヌを名指しで呪詛の言葉を吐きだしたり、まさしく「なんとかの落書き」状態で酷い状態だったらしいです。

 

探してみましたが、画像はみつからず残念…やはり感情の掃き溜めを残したいひとなんていないのでしょうか。

 

ネットがまだなかった時代、ファンの両極端にブレる感情の置き所。

 

その後はネットができた当初のファンがつくるホームページ(!)の掲示板→mixi→2ch→ブログ→twitter→LINEと形を変えただけで、連綿と受け継がれているようです。

 

 自分はリアルタイムではどちらも知らないため、東京が表の感情、大劇場が裏の感情とバランスよく(?)対をなしていたのではないかと推察。

 

ちなみに建物への落書きは建造物損壊という犯罪にあたると最高裁で見解が出たのは2006年。

これより以降はこの見解が一般に浸透していき、観光地での落書きも批判の対象になっていきます。

 

90年代後半から世間の常識も劇的に変化したといわれていますが、それまでの「落書き」にあった駅の掲示板的な、観光の記念的な気軽さの喪失もそのひとつかもしれません。

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