お久しぶりです。 2020年も終わりにさしかかっていますが、こちらはやっと更新いたします。
私の宝塚遍歴を恥ずかしながら紹介した前回の記事がこちらです。
続き。
「NEVER SLEEP」でした。
宝塚歌劇には大劇場だけでなく、500人収容のバウホールが隣接されていますがそこが本拠地として私が初めて訪れた劇場でした。
バウホールという存在は宝塚をあまり知らない人には、未知の場所。
こんな小さくてでも廊下や椅子などおなじみベルベットのバーガンディなもの等格調高い劇場があるんだ!と感動した記憶があります。
ちなみに「NEVER SLEEP」は大野拓史先生の作品です。
先生いつものオリジナルでの華麗に広げた風呂敷をもう少しきっちり最後は畳みましょうや…な感じの作品です。
(こんなこと言っていますが大野先生は私の一推し演出家です。)
いつかまたスカイステージで放送されたら観てみてください。
そこから怒涛の宙組担になり、それは大空祐飛さんトップの頃まで続きます。
初めて正式?に贔屓からお礼状を頂いたり、お茶会に行ったりのイベントはとても楽しかったです。
お若い方には謎でしょうけれど、当時流行っていたブログならぬネットの日記サービスで毎回観劇記録を詳細に綴ったりしておりました…
おおよそハマっていた期間は4年くらいですね。
けれど中身としてそんな熱気あふれる時間は実はそう長くなく。
宝塚や贔屓だけではなく趣味や楽しみというものは極めようとすると、心が追いつかないのに無理に続けようとしてかえって苦しくなる。
この期間には、突き進めばそうするほど本来必要なかったはずの悪い感情が自らの首を絞めてそのひとを変えてしまうという重大な発見をしました。
今となってはとても大切な気づきだとわかりますが、その時はなんとなく熱気あふれる宝塚歌劇ファンという感じからは離れてしまいます。
宝塚歌劇に心が復帰するのは2016年くらい。
今の新しい贔屓をスカイステージの映像で観てからでした。
ちょい役のたった一言の台詞でしたが熱気を戻してくれるには十分でした。
それまで宝塚から離れていた期間、小さな地方での劇場のOG舞台や劇団四季や東宝や下北沢などにも足を運びました。
(下北沢は割と現役元関係なく宝塚の方を見かけたりしますね)
(あと喫茶店が当時とても昭和なところが多くて楽しかったです。)
この頃に自分はジェンヌさんがなにを思って、またなにを好きになって、また何のためにジェンヌになったのかというそのルーツを話から、また舞台での演技から分析して探っていくというただ観劇だけでない別の趣味を育んでいました。
このブログはそのルーツ探索のいわば発信基地なのです。
読んで頂きありがとうございました!
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