宝塚ファンはなぜ宝塚歌劇の関連商品なら「購入したい」と即決断できるのかについて、
下の記事を読んで少し考えてみました。
いえファンはそういうものといえばそうなんですが…
引用します。
宝塚歌劇そのものが付加価値
人は購買行動において、必ず意味づけをする。自分を納得させる「買う理由」を探す。この意味づけこそが、「付加価値」の正体であり、そのモノの価値を原価の倍にするのか、1万倍にするのか、それとも原価以下にしてしまうのかの分水嶺となる。
宝塚歌劇で考えるとこの文はどのように置き換えられるのか。
私たちはなにかを購入する時なんらかの自分に対しての理由や言い訳でなだめて結局購入に至ります。
趣味の分野だと特にこの傾向が顕著になります。
「生活に必要なわけではないけれど、ないと楽しくない。」
「心に潤いが必要だから。」
「歴史のある舞台なんだから価値があるはず」
「さらに生きるために精神に必要な栄養を与えてくれるから」という人もいます。
感動だけではなく、萌え、嫉妬、苛立ち、推しの成長を見守る達成感…観るものの感情を大きくドライブさせるためのアイテムとして宝塚歌劇はその地位をすでに確立しています。
また学校→劇団というひとつなぎのエンタメのため「生徒」の成長を見守るイコール見守るファンが同じように紆余曲折を経て成長していく図式が完成しました。
成長した生徒も、そしてファンも最終形態は、OGでありその退団後の舞台を観に行くファンとなります。
(劇団側に意図があってそうなったのかどうかは不明)
もちろん贔屓の退団後はまた宝塚の下級生のファンになることで、これまでとはまた少し違うルートのいわば贔屓との旅をもう一度開始することもいつでも可能です。
これは先に引用した記事の「付加価値」が、宝塚歌劇そのものになっているからともいえます。
それゆえに一度離れてもまた(私のように)戻る人が多く存在しているのかもしれません。
宝塚歌劇が関連した舞台だから。
宝塚のひとが出てるからみる。
その強い意味づけが、宝塚歌劇だけでなく大きい意味での国内の舞台全体にまで影響しているのかもしれません。
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