最近個人的にやっぱりそうか!という確証を得た事例がありました。📚
以下引用。
思春期の時点で抱いていた価値意識、具体的には「興味や好奇心を大切にしたい」という価値意識が、高齢期の高い幸福感を予測することを世界ではじめて明らかにしました。
この結果は、高齢期の幸福感を高めるためには、思春期・青年期の若者たちの興味や好奇心などの内発的動機をはぐくむ環境づくりが大切であることを示唆しています。
思春期の観劇(感激)が生涯を強く照らす
高齢期だけでなく、生涯だと仮定してこの現象を宝塚に当てはめてみます。
以前から薄々感じてはいたのですが、スターさん達が宝塚を目指すきっかけとして話す中に、「スクールで観た」、「周りに勧められた」、「友人に誘われた」、「学校の行事で」などの初めての観劇体験があるのですが、これ恐らくここで言われている現象に当てはまっているのだと思われます。
(初観劇のお話からその演目の上演年により生徒さんの当時の年齢を推察する禁断の方法)
思春期の価値意識はその後の生徒の意識に強く影響を及ぼすということです。
最近のトップさんだとわかりやすいのが元雪組の望海風斗さん。
望海さんは天海さんや大和さんなど根っからの宝塚ファンだったことによる言動から、同じ宝塚ファンから共感性の高さとそこからの好感度を同時に獲得していました。
(共感性と好感度は相性が良い)
またその生徒さんが観ていたスターさんの仕草やメイクなどで後々まで影響を及ぼしていることも多く、宝塚ファンがその人に好意を寄せるきっかけとなりやすいです。
この思春期に培われた価値意識は本人としては大変辛い仕事である、「人生の一部をタカラジェンヌとして生きること」を貫く助けとなり、退団後も心の支えにもなってくれるというメリットがあります。
逆説としてみる価値意識
もちろんそんな体験を経ずにスターになった方も多くいます。
(宝塚初観劇が音楽学校での授業の一環で、など)
この場合だとその生徒さんの宝塚に関して話す熱量があきらかに、前者より低い傾向にあります。
まあもう音校時代には半ば舞台はお仕事と化しているものですし、入団後に宝塚愛が強くなる方も確かにいますが全体的には低め。
逆に考えると思春期の時点で面白いと感じなかったもしくは特定のスター、歌劇全体の印象が良くなかったなどがあり生徒になったならば……
限りある生徒としての時間。
スタートが遅れやすいのかも?とも感じます。
今回は思春期に宝塚だけに限らず何に感激してのめりこんでいたか、は割とその後もその人の一生を支配しますよ、という恐いのかなんなのかなお話でした。
自分も考えれば当てはまるなあ