【前提】
昨年の夏にこのような記事を書いていまして、
今回の記事はこのシリーズ第2弾となります。
大劇場近くにあるガイドブックにはなかなか載らない観光名所?を紹介する記事、
前回Vol.2が書けるかなとぼやいていましたが書けました。よかった。
宝塚駅のすぐ隣 清荒神駅へ
今回は宝塚大劇場もよりの阪急宝塚駅に乗り3分で着く清荒神駅へ。
清荒神駅周辺は、前回の中山寺とはまた少し違い、野菜を通りに出して売っているスタイルの個人商店があったり、なんとなく90年代終わりくらいの街並みのイメージ。
(主観です)
またレトロブームにのるかのようなお店もちらほらありました。
中山寺が比較的新し目のアパートや一軒家が多かった気がしますが、こちらはそれよりもっと前からの住人の方が多いようでした。
清荒神駅の観光で有名なのが、真言三宝宗 清荒神 清澄寺。
全国各地にある真言宗十八本山のひとつ。
駅から徒歩15分ほどの場所にあります。
真言宗十八本山(しんごんしゅうじゅうはちほんざん)は、真言宗各派の大本山である18の寺のこと。各山の連絡・調整などのためのものだが、最近では人気の巡礼コースとしても取り上げられている。
こちらはスカイステージでも2008年頃に放送されていた「阪急沿線プチボヤージュ」#12「阪急沿線のお正月」というジェンヌが旅紀行しながら名所を紹介する番組でもとりあげられていました。
初詣の頃には参道1kmの間に商店がずらりと並ぶそうで、ああ行ってみたい!
しかし今回取り上げるのはこちらではありません。レアじゃないですし。
純喫茶「キヨ」
清澄寺まで歩くほどのこともなく、清荒神駅から2分もかからない場所にある純喫茶「キヨ」様にお邪魔してきました。
昭和からある純喫茶は新しいお洒落なカフェにはない魅力があります。
元々の喫茶店好きの上に下記のツイートをみて「キヨ」の存在を知った自分、次の観劇の際には必ず行こうと心に決めていたのでした。
しかしこういうところはやっぱりいつも扉を開ける最初の瞬間に大緊張しますね。
入店時の客はわたしひとり。
こじんまりとした店内と昼なのに少しひんやりとしてうす暗い照明。
窓際の席。
ここは阪急電車が清荒神駅を発着するところを間近にしかも無限に眺めることができる世界唯一の場所。
鉄分好きならたまらない特等席だと思います。
カレーライスと珈琲を頂きます。
既存のカレーとおば様独自のレシピを混ぜた特製だそう。
ルーに溶けているもので少し甘めで美味しかったです。
机くしゃくしゃな上に写真がブレブレで申し訳ないです。
まだ緊張してたのか自分。
お店でふたりきりだったこともあり、ずっとこちらをほぼひとりで切り盛りしてきたというおば様にお話を運よくきくことができました。
今年でこのお店は47年目になること。
隣のお好み焼き屋は娘さんがされていること。
子供や孫、またその子供たちまでたくさんいて行事のごとに帰ってきてはいつも大変なこと。
長い間ここで暮らしているけれど歌劇はよく知らないこと(笑)
ネットで自分たちのお店のことがいわれているのは知らなかったけれど、楽しかったといってくれているならとても嬉しいとのこと。
などなど…
楽しい話ができたお礼にと帰りにお店のマッチを頂きました。
もうマッチ自体をつくることもないからあまり出さないけれど…と。
純喫茶のマッチ…!お洒落可愛い!!
こういう洗練されたデザインはいつ誰がされたんだろう。
終わりに
お礼を言ってお別れした興奮状態のわたしはダンジョン梅田駅で迷い、見事に帰りのバスを逃しました…
でもいいの。全く後悔などない。
「キヨ」には誰でもいつでも気軽に来てほしいとのことなので、興味がある方はぜひどうぞ。
これはわたしからの個人的お願いですが、席は8席ほどなのであまり大人数は遠慮した方がいいかと。
マッチを頂いたし多分喫煙OKなのでそのあたりも理解しておきましょう。
営業していないことがあってもメニュー表にあっても注文できないものとかあっても、(今回のわたしもそうでした)どうかそういう場所だと思って下さい。
出逢えること自体に感謝!
おまけ
清荒神駅にあった白ポストです。
菫の模様がすでに芸術品。
もう設置しているところも少なくなっていますね。
「白ポストってなに?」という方にはこちらをどうぞ。
元記事が消えていてアーカイブになっていますがとても良い記事です。
『大人になった私が、白ポスト(=有害図書回収箱)について調べてみた 』
ちなみに白ポストの発祥は1950年~60年頃の兵庫県尼崎市。
宝塚からほど近い場所です。