7/17に花組を皮切りに公演がいよいよ再開します。
とても喜ばしいととともに、この数ヶ月感じ続けていたネガティブな思いもあえてここに残しておきます。
ジャンルは違いますが、こちらの方の呟きから生じた思いです。
批判を受けるのをわかっていてあえて書きますが、やはり再開という今この段になって感じることは歌劇団は生徒に頼りきりでなく組織としてコロナ禍に対して具体的ななにがしか寄付や、社会へのアクションをとるべきだったのではということです。
東日本や熊本震災では被災地訪問をしていましたが、今回はそれは不可能。
そんな余裕はこの数ヶ月一切なかったのならそれはまた企業として別の問題になりますが…
(もしかしたら表に出さずしてたのかもしれないですが)
(でもそれなら発信すべきとも思う。)
ジェンヌの歌やメッセージではそれは内向きの発信であり宝塚歌劇をほとんど知らない社会への貢献にはならないでしょう。
グッズ販売では、人との触れ合いを極端に減らした中自分達ファンに直接向き合ってくれている、これまでのように日常とは別の世界が自分にはあるという心強い実感、感触を持てなかったという人も多くいたのではないかと思います。
毎日に疲れても歌劇を観れば、なんらかの歌劇の媒体に触れることができれば。
少しだけそばに寄り添ってもらえる気がする。
ここではない別の世界を知っているというのは日々を生きる糧になります。
そんな「生きる糧」という存在価値が宝塚歌劇にはあるはずです。
…それに対して本当に?という疑問符がついたファンがもし今回いるのなら。
それは歌劇団の在り方の今後にも響くのではと杞憂しています。