この数年で動画配信サービスや、SNSに力を入れ始めた宝塚歌劇。
(2020年2月にはLINEアカウントがスタート)
(ただ始まったばかりの時に雪組トップコンビ退団発表の速報が流れなかったことで、一部に不満が出ていたようです)
(コロナウイルスによる公演中止の一報は出ました)
昨年秋くらいから、公式で推し始めたのが各社の動画配信で宝塚歌劇映像を観るというサービスです。
特に楽天TVに力を入れていると思われ、宝塚歌劇専門プランまでできています。
(その他の動画配信サービスにはないプランとラインナップ。)
楽天TVで宝塚歌劇、は果たしてファンとしてはお得なのか?
検証してみました。
- タカラヅカ・オン・デマンド プレミアムプラン
- 単品で購入することも可能。
- すみれの花咲くマンスリーパック
- 楽天動画のメリットとデメリット
- なぜ専門チャンネルだけではいけないと公式が判断したのか
- スカステでも宣伝
- あとがき
タカラヅカ・オン・デマンド プレミアムプラン
楽天TVで選べるプランは2つ。
まずはプレミアムプランから紹介します。
月額1,650円(税込)と、
およそスカイステージ月額料金の半額。
毎月1日と15日に、担当者がセレクトした公演、番組に切り替わるシステムです。
およそ80番組が用意されていて、過去3か月の配信分をいつでも自由に観ることが可能になっています。
スカイステージとの大きな違いは、Stage Pick upとミュージッククリップでしょうか。
まだスカイステージで放送されていない舞台の映像の一部を観れたり、ショーなど過去の舞台の一部も観られたりします。
すべて録画はできません。
2020年2月分のラインナップはこんな感じです。
単品で購入することも可能。
少しだけ観たいひとのために単品レンタルもできます。
あくまで目安としてですが、
大劇場公演880円、バウや別箱公演660円、ショー550円、NOW ON STAGEなどの1時間番組は、330円。
Stage Pick upとミュージッククリップは220円、タカラヅカニュースからピックアップされた公演関連のインタビューなどの映像は110円が相場のようです。
いったんレンタル購入したら30日以内に視聴をはじめ、7日以内に視聴し終えるのがルール。
すみれの花咲くマンスリーパック
月額880円(税込)。
こちらは月1度番組が切り替わる、プレミアムプランのおよそ半分の映像40本を観ることのできるプランです。
観たい舞台、贔屓がいるなら公式サイトを細かくチェックしておく必要があります。
楽天動画のメリットとデメリット
楽天TV自体のものもありますがメリットとデメリットも一応。
◆メリット
比較的 最新の歌劇映像がみられる。
通信量を気にしなければどこでも視聴可能。
路線ファンの方なら映ることも多いし、いいのかも。
普段楽天を利用している人なら、楽天ポイントで支払可能。
デメリット
◆アプリの動作が遅い?
楽天TVアプリ動画は切れやすいという感想をよくみかけます。
その場合はアプリでなく、楽天TV公式から観ることになります。
◆時事ネタがない
タカラヅカニュースでは、日々このような放送もあるのですが動画配信ではカットされています。
◆いわゆる非路線である生徒さんのインタビューや企画番組もありません。
これはスカイステージがやはり強い部分です。
なぜ専門チャンネルだけではいけないと公式が判断したのか
もともと宝塚歌劇はケーブルテレビで専門チャンネルを持っていますが、CSやケーブルテレビを一から導入する人には初期費用+毎月の加入料金がかかりすぎることもあって、宝塚歌劇をみて、さらに自宅でも映像で観てみたい若年層には敷居が高いというのが現実です。
ブルーレイも宝塚は高価ですし…
大手の動画配信サービスの枠を使えば映像を流す側もコストを抑えられ、録画はできませんがスマホでもみられることから、新規ユーザーを開拓できる、という戦略なのでしょうか。
スカパーでスカイステージを観る為にかかる費用を試算してみました。
お住まいの地域のケーブルテレビでの加入などによって、若干価格に違いがあるかと思いますが参考にしてみてください。
新規加入(または2台目以降の追加契約)での標準取付工事は、
「スカパー!アンテナサポート」や「プレミアム はじめるサポート」を10,180円(税込)で提供しています。
※オプション工事費がかかる場合有 ◆毎月加入料金 スカパー基本料429円(税込)+2970円(税込)=3,399円 ※2020年3月現在
スカステでも宣伝
宝塚歌劇の動画配信サービスを各組の生徒が紹介する番組が、現在スカイステージで放送中。
さかんに宣伝している印象です。
◆タカラヅカのミカタ~動画配信のススメ~
この番組自体も、各種動画配信サービスで観ることができます。
ちなみに2020年2月現在で、
01 雪組 望海風斗 綾凰華
02 月組 千海華蘭 鳳月杏
03 花組 水美舞斗 更紗那知
04 星組 瀬央ゆりあ 有沙瞳(敬称略)というメンバーです。
各生徒が、自分のファン時代に好きだった公演を観たり、自分の公演を観たりなど紹介しています。
確かに思いついてすぐに観たい映像を選択して出せるのは動画配信の強み。
ちょっと通販番組ぽい?
あとがき
スカイステージにはなんとなく流し観ていて、新しく入った生徒さんの活躍や思いもよらぬ過去現在問わず名作(迷作)に出会う楽しみ、舞台ではない映像で思わぬ発見ができる喜びがあります。
これから動画配信を観る方にもそんなサービスであってほしいです。
専門チャンネルはどこも、加入者数が頭打ちという話は何年も前からきいていますので、CM料でそれをまかなうのはできれば避けてほしいです。
せっかく宝塚映像を楽しんでいるのに、(萩の月は特別枠としてもちろん良いのですが、)他チャンネルのようにいきなりサプリメントのCMとか始まるのは嫌だなあというのが本音。
でも番組クオリティは下げて欲しくない、生徒に舞台に支障が出るほどの負荷はかけてほしくない… わがままかとは思いますが、一視聴者の願いです。