宝塚歌劇における過去5年の演出家登板を調べたこのシリーズ記事。
やっと5組すべて書くまでたどり着きました。
当初思っていたより大変でしたが、なんとなくここ最近の傾向もつかめたような? 気がします。
最後は宙組です。
これまでの記事
2015
2016
2017
2018
2019
登板表
割合を示したグラフ
おわりに
宙組の場合は、なんとなくファンなら感じていたであろう藤井先生とあとは木村先生が他の組に比べて登板率が高いことがわかります。
「贔屓の組でこの先生の作風の舞台を!」
「贔屓にはこの先生得意のこんな役をしてほしい!」
(柴田先生が描く静かなる狂気の役とか正塚先生のハードボイルドなスーツ姿とか。)
(※ちなみに「宝塚歌劇にハードボイルドは果たして必要か?」という議論が80年代にされていたようですがこの話はまた記事にしてみたいですね。)
という深まったファンならではの妄想が想わぬ形で実現してしまう時もあるのが、宝塚マジックのひとつ。
演出家の傾向や得意な分野がわかればまた舞台を観る楽しみが増します。