今回は私seikacatの宝塚との関わりの記録を記しておきます。
現在の心境まで思いつくまま書いたらダラダラと長くなってしまったので何記事かに分けます。
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ふと気になって調べてみた「歌劇」表紙を撮影してきた写真家の歴史です。
宝塚歌劇の月刊紙には「歌劇」(毎月5日発売)と「TAKARAZUKA GRAPH」(毎月20日発売)があります。
文多めが「歌劇」、写真多めが「GRAPH」となんとなく役目も割り振りされています。
「歌劇」の創刊は1918年。
初期の表紙は、レトロなイラストでしたが…
これも今グッズにしたら可愛いだろうなというものばかり。
昭和7年(1932年)からはイラストから生徒の顔の色刷り写真に進化します。
色刷りとは、カラー写真がない時代に人の手によって彩色した手法のこと。
特定の誰が撮影したという記述はないようです。
また戦後すぐは余裕がなかったのかモノクロのままの表紙の号もありました。
1950年10月号 寿美花代さん表紙
そして1966年1月号から、当時の著名な写真家秋山庄太郎氏が表紙を担当して撮影することになります。
スターの顔に寄って撮る現在まで続くスタイルは、色刷り写真だった頃を引き継いだものだったのかもしれません。
2003年に氏が亡くなるまでの37年もの間この表紙撮影は続くことになります。
歌劇の表紙を集めた写真集も出されています。
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その後は秋山氏に師事したこともある藤井秀樹氏が表紙を担当。
私がこの頃の歌劇を一部しか持っていないため確認が不十分ですが、2009年頃まで続いたようです。
創刊100周年の頃にイベントで「歌劇」の歴史が展示されていましたが、
この時期(2003-2009)は写真家個人で歌劇写真集を出していないこともあってか、あまり取り上げられる頻度が少ない印象です。
2010年1月号から2020年現在まではレスリー・キー氏が担当しています。
こうしてみてみると写真家の志向とその用いる技術が違うだけで、同じその対象の方から受ける印象がかなり変わるということがわかります。
レスリー氏は、2008年星組公演「スカーレット・ピンパーネル」のビジュアル撮影を初めて担当。
これにより宝塚歌劇との繋がりができたようです。
小池修一郎先生作品のビジュアル撮影を多く手がけ、先生自身のレスリー氏撮影プロフ写真もあります。
配置とかデザインは小池先生指示のデザイナーの方かなと思いますが、個人的に飛び出せ!なんとか的なポスターはちょっとした共感性羞恥が顔を出す私…
最初はなかったレスリー氏の明記が作品にされるようになっていき、さらに事務所名も入るようになり、そうかブランドというものはこのように作られるのかと感じたり。
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歌劇表紙は専科トップ、各組トップスター、トップ娘役、2番手、3番手くらい?までという決められた枠がありジェンヌにとっては大きなステータスのひとつとなっています。
以前宝塚のオリジナル作品に比べて原作付きの作品は、観客が観劇時に消費するエネルギー(ここでいうリソース)が多すぎると感じる人がいる、そのために原作付きは避けたいと思う人もいるのではないか?という仮説を基に記事を書いたことがあります。
まだこの頃は公演予定とか呑気に考えてましたね…
ここでいう「リソース」とは、観劇時にファンが使う精神的経済的エネルギーのようなもののことを指します。
振り返って現在の宝塚歌劇の公演はコロナ休演を経て、このリソースをさらに細分化して消費しないといけなくなったようです。
ファンは宝塚の観劇のためだけに費やせばよかったリソースを、今度は外部にも振り分けなければならなくなったのではないか。
現実とは別世界へ没入することが魅力のひとつだったスタイルの観劇は変わってしまい自分と劇団関係者の感染の心配と、舞台を続けることへの外部からの意見を目にすることで現時点では出来なくなってしまいました。
そして元に戻るかも未知数です。
今はどこのどのジャンルも同じ理由で没入できるもの自体がない状態なので目立たないですが、私が心配しているのはこの没入スタイルが失われたことに慣れてしまう人が多く出てくることです。
限られたリソースを極限まで宝塚に振り向け使うことで贔屓への愛情を示す。
そんな観劇スタイルだった人にはしばらくつらい日々かもしれません。
そしてもっとつらいのは、先程も書いた今の観劇できないというそのつらさをつらいと感じなくなった時です。
これは私自身が以前に贔屓の退団後に経験していますがしばらくして
「宝塚がなくても思っていたより毎日やっていけそう…?」となった時に、これまであった熱量をすぐに取り戻して舞台を、贔屓を観ることができるかということです。
宝塚に自らのリソースを使う理由が見出せなくなる瞬間です。
贔屓退団と楽しかった時代の終りを経てつらい気持ちが長くありそしてそのつらさもいつしかフラットになり……
何年かしてから宝塚に熱量をもって戻ってきた自身の過去から云わせてもらうと、そうなったら正直しばらくは難しいといわざるをえません。
自分がなぜその贔屓を、その組を、宝塚を好きだったかを自覚していれば比較的回復は早いかも…
あくまで可能性ですが。
(ここで一部宝塚へのいわゆるアンチ変貌する人達がいます。
アンチは自分の中にあるつらさの原因を自分でなく他者のせいにしたい心理から起こるケースがありますが、このあたりはまた深掘りして書きたいです)
ただ宝塚歌劇は入団退団と常に新陳代謝することで、別れの悲しみと出会いをうながししかしその空気感は受け継いできた特徴があります。
なのでファンの離れたり戻ったりはよくあることとして知っているだけでも気持ちが楽になるかなと思います。
もうひとつリソースはただ消費するだけでなく還ってくるという話。
舞台鑑賞はオンライン配信では得られないものがありよく生の臨場感などと形容されますが、宝塚は特にその魅力を特化したジャンルといえます。
ショーではスターと目が合ったという気持ちに錯覚でもさせてくれ、また贔屓や思わぬスターから自分へ反応がかえってくることもあるからです。(もちろんそうそうあることではないですが)
それは舞台上の相手からの返信が同じエネルギーつまり私達の使う同じリソースとなって返ってきているといえると思います。
その相互リターンが宝塚を宝塚たらしめていて、劇場からの帰宅時に幸せな気持ちにさせてくれるのです。
このスタイルを築けないうちは現在も複数ある宝塚歌劇に似せたと思われる他のビジネスはそう長くは持たないと考えています。
ファンが観劇時に消費するリソースは、舞台からまた返ってくることで補われる。
もちろん公演内容がよければ感動もできる。
配信ではそのサイクルが叶わず内容も表情も確かにわかるけれどやはりその場にいたかったという気持ちには叶わないのではないでしょうか。
そしてリピート観劇へつながる。
何度も観ることで揶揄されがちな舞台鑑賞、それを求められる間は宝塚歌劇はまだスタイルを変えつつ楽しめると信じています。
ここ何のブログだったっけ?という感じですが今回歌劇団生、スタッフが受けたPCR検査についておおまかに調べてみました。
2020.8.31追記あり
現時点での検査結果状況も載せています。
もちろん私達もおおいに関係のあること。
ただ医療も進歩しつつあり検査基準も変更されたりして、対応もこれから変わるかもしれません。
また地域によっても検査後の対応や結果が出るまでの日数も違うのでお住まいの地域の最新情報を受け取るようにしてください。
PCR検査は、ウイルスの遺伝子を増幅させて行う検査。
インフルエンザと同じように綿棒で鼻や咽頭を拭い、細胞を採取して検査します。
発症から9日以内なら唾液でも検査可能。
PCR検査は元々コロナだけで使うものではないですが、コロナウイルス感染の確定診断に用いられてから一気に一般にもその呼び名が広まりました。
通常なら1日から2日で結果がわかります。
日本ではコロナウイルスのPCR検査は2020年3月から保険適用になっています。
通常受ける場合は保健所を通して医療機関に打診するという手続きを経ることになり、今回歌劇団はこちらの方法を採用したようです。
(「保健所をはじめ関係各所と連携」という文言より推測です。)
それ以外の「不安だから検査したい」など自己判断で感染を疑い検査を受ける時はほぼ自費扱いです。
自費診療だとおおよそ3万円前後かかるそう。
症状がある方とない方で少し違ってきます。
およそ10日間経過と再度の検査陰性が確認されることによって退院もしくは自宅療養解除となります。
感染でニュースになった俳優さん達もだいたいそれくらいの期間で復帰されています。
これを踏まえて歌劇団も感染者が出たら14日休演を目安にしているのかなと。
2020.8.8時点
2020.8.15時点
2020.8.19星組東京公演再開発表
2020.8.27 新人公演当面の上演中止
花組公演9/2-3の公演再開を発表
2020.8.31 月組公演より前列5列目までの座席販売を見合わせ
花組は既に席を販売していたため、銀橋をなくす演出変更を公演途中からしていました。
これにより月組公演では銀橋ありで席を遠くすることに決定したようです。
コロナでの上演中の「休演者のお知らせ」などもしないのかもしれません。
(けれど普通に体調不良だとしないといけない判断も難しいところです)
これまで歌劇団は休演のお知らせには病名など理由はつけなかったですがその点も変わるかもしれません。
今回公演中の花組、星組、宙組、雪組がPCR検査を行って診断から公演実施の可否を決定しています。
これから順次月組もする予定となっています。
ただ検査自体一回で済むものかなという懸念もあります。
それはそれで個人にも組織にも負担が大きすぎるのですが…
(追記:出演者関係者への2週間に一度のPCR検査実施を発表)
今回は短い問わず語りです。
◆最近になって気がついたこと。
ご存知の方には今更なんですが、宙組「オーシャンズ11」の歌唱指導に堂ノ脇恭子さんの名前がありました。
歌唱指導の技術でとても定評のある方です。
堂ノ脇さんの舞台を観せて頂いていたことがありとても魅力的な方で。
同業の山口正義さんは以前から宝塚歌劇公演の歌唱指導をされていたので、堂ノ脇さんは宝塚ではしないのかなと思っていたので嬉しいサプライズでした。
◆ご本人のお声はわりとコロコロしていて可愛らしいのでアニメの声優やナレーションもされています。
私の推しはおジャ魔女どれみシリーズの名脇役、のぶちゃん。
ちょっとテンションが変だけどおジャ魔女のひとりであるあいこを一途に想う小説家、脚本家志望の小学生(成長した高校生も!)という難しい役です。
(というか〜おジャ魔女の話を私にさせると長くなる〜)
(ちなみにジェンヌでおジャ魔女が好きという星組の極美慎さんどこかで熱く語ってほしいと願ってます〜せめて推しの子を教えてください〜言霊〜)
◆話を戻して。
調べてみたら雪組のバウ公演「義経妖狐夢幻桜(よしつねようこむげんざくら) 」や「once upon a time in America」でも堂ノ脇さんのお名前があり、これは小池先生繋がりでもあるのか?
所属事務所が元月組トップスター剣幸さんと同じで、次はロミジュリにきてくれたらなあと簡単に考えていますがどうかな。
好きな方が好きな舞台に実は関わっていた幸せ。
舞台を観ているとこんな楽しみもあるのです。
ライブビューイングを観るために映画館に行くこともためらわれる昨今の状況。
動画配信サービスを利用したいという人も多くいることでしょう。
私も遅ればせながらそんな一人。
宝塚歌劇公演ライブ配信を行っているサービスについては、楽天TVとU-NEXTがあることは以前紹介してきました。
しかしこれだけではスマホやタブレットでは視聴可能でもテレビの大画面では観られません。
重い腰を上げてどうしたらライブ配信をテレビで視聴できるか調べてみたのでここに書き留めておきます。
まずTVで観たいなら次に挙げる2つは必須です。
楽天TVアプリかU-NEXTアプリ。
Wi-Fiなどのインターネット環境。
そしてアプリを入手して起動・操作するには、基本的に以下に紹介する2ついずれかの機器が必要です。
ちなみに今自宅にあるテレビが、アプリ対応のスマートテレビであれば、別の機器を用意する必要はありません。
この辺りは取扱説明書をみて確認してみてください。
うちのTVにはなかったので別にデバイスが必要でした。
調べてみるとおすすめはFire TV Stickかなと。
最も安くテレビに接続可能だとのことでした。
Fire TV StickはAmazonが販売するスティック型のデバイスです。
テレビのHDMI端子に挿すだけで、動画配信サービスがテレビで視聴できるようになります。
U-NEXT、楽天TVだけでなく、別途契約すればAmazonプライムビデオやHulu、Netflix、Youtubeなどの動画サービスもテレビで視聴できるようになります。
更に操作性がなめらかで画質も良くしたいならFire TV Stick 4kという進化系デバイスが良いようです。
Fire TV Stickより2000円ほど高くなります。
Fire TV シリーズにはまたAlexa対応のデバイスもありますが、さらに高価になっていきます。
Googleが販売しているデバイスです。
Chromecastを同じように端子からテレビに接続することで、WiFi経由でスマホやタブレット、パソコンの画面をテレビで映し出すことができます。
Chromecastの大きな特徴はスマホがリモコンになること。
動画を検索したり、選択したりするのもスマホです。
Fire TV Stickにはリモコンが付属されていますが、こちらにはないのはスマホを利用するからですね。
価格も2kならほぼ同じらくらい。
アプリを搭載したテレビやレコーダーなら、デバイス購入は不要です。
一部の機種のみとなるので詳細は各メーカーサイトから確認してみてください。
また元々持っているゲーム機から動画を見ることもできます。
こちらは他にはない有線LAN接続が可能。
PS VitaやPSP、プレイステーションのゲームアーカイブスなど、1,300本以上のゲームが遊べるデバイスです。
ゲーム以外にも動画を観ることもできます。
ただ高価なので動画のためだけに買うなら前述したデバイスの方が良いでしょう。
今回紹介した機器とテレビを接続するにはHDMI端子が必要です。
HDMI端子が付いていない古いテレビだと、接続できません。
うちのだとこういうやつです。
基本的には動画をTVで観るには、Fire tv stickやChromecastがおすすめらしいです。
元々自宅にあるTVやレコーダー、ゲーム機が対応しているか一応チェックしておきましょう。
私が検討しているデバイス2つのどちらかを購入したらまたその詳細をここで報告します。
今回の記事は猫の写真とかがあります。
苦手な方はスルーしてください。
◆2020年7月に終了したスカイステージのオリジナル番組、「とびだせ!わんにゃんパラダイス」。
ジェンヌが飼っている猫や犬、時としてフェレット(!)を、視聴者からのメッセージとともに紹介するという15 分番組でした。
とりわけ私の記憶に残ったのが、尚すみれ先生の猫の話。
◆知らない方のために一応。
尚すみれ先生は、OGジェンヌで現在は宝塚歌劇団振付師。
代表的な振付はエリザベート第二幕部分や、ベルサイユのばらなど。
ヅカファンからジェンヌになった生徒に特に人気のこの拳を振り上げる印象的な振付も先生の作品です。
話を猫に戻しまして。
尚先生自体は番組に出ていないのになぜ印象深かったのかというと。
専科の汝鳥伶さん、星組の音咲いつきさんの猫
どちらも尚先生の稽古場近くにいた猫を先生から誰かいらん?といわれ引き取ったというエピソードがあったからでした。
どちらも茶虎柄ミックスの猫なので他にも増えて尚先生の所から茶虎が貰われていった先があるのでは?!という長年の疑問は番組終了したので知る機会がなくなったなあ誰か知ってますか?と思ったのでここに置いておきます…
どなたか情報求む!
宝塚大劇場公演が再開。
トップお披露目が約3か月延びていた花組から。
これまでと何が変わっているのか?
いざ観劇、入場した時に(主に私がですが)戸惑わないように、劇場での新しい行動制限や様式を箇条書きでまとめておきます。
情報があれば追記もしていきます。
実際に初日を観劇された方の呟きを参考にしました。
13時公演のため時間等今後また変わることもありそうです。
◆宝塚大劇場は10時開場ですが、キャトルレーヴへの入場整理券待ちや検温ですぐには入ることはできません。
◆大劇場入り口で検温、消毒。
これは案内動画の通り。
◆人は混むのにチケット🎫発券機の台数は変わらないのでいつもより早めに発券しておくべき。
◆これまでは初日から何週間か経って発売されていたスチールですが、今回は初日に発売されていた花組。つまり3月時点で撮られたものだそうです。
◆入場前整列は間隔をあけて並ぶため、これまでより相当長い列を待つことになります。
これまでの感覚よりも早めに並ぶべきとの指摘も。
30分前→45分前くらい。
◆人が集まらないようにこれまでスカイステージ番組を流していた劇場内多くのモニターは一台のみ稼働。
その一台はディスタンスの案内の放送。
◆トイレなど人が並ぶ場所ではパーテーションや、シールなどあり。足元周囲に注意して行動を。
◆歌劇の殿堂での撮影はスタッフにカメラを渡して撮影してもらっていたがセルフタイマーに。
◆キャトルレーヴに入るには整理券が必要。
10時から30分刻みで25分の滞在が可能。
人数制限があるため油断していると完売のケースもありそう。
上演中もキャトルに入ることは可能であるため観劇しない方なら余裕を持って入ることができそうです。
最終入店時間は16時半。
◆飲食店は11時より開店。
※7/18追記
18日午前に起きた小火により出火した店を含む劇場1階の飲食店5店舗は当面休業。
◆大劇場正門ではなく横の入り口は封鎖されていて入場不可。
◆会チケ出しはトップ、番手はエスプリホール前にて。
その他の会持ちは陸橋。
下級生は、インフォメーションカウンター前。
◆入出待ちもなし。
◆立ち見はこれまでと違い150人ほどから20人限定へ。
立つ場所も番号が振られ決められている。
手摺りには縋れない。
◆動画にもあったように劇場内は常に上から外気を入れ、足元下から排気をしているため寒いと感じる人は膝掛けなどが必須。
これ冬はどうするんだろう?
換気しつつ暖房か。
◆観客はマスク着用は勿論ですが会話もごく少数。
◆スタッフはしていますが出演者はフェイスシールド等はなし。
この辺りは難しい判断。
◆生オーケストラなし。
最前列にはシールで座席不可の案内。
◆おまけ
7/17に花組を皮切りに公演がいよいよ再開します。
とても喜ばしいととともに、この数ヶ月感じ続けていたネガティブな思いもあえてここに残しておきます。
ジャンルは違いますが、こちらの方の呟きから生じた思いです。
批判を受けるのをわかっていてあえて書きますが、やはり再開という今この段になって感じることは歌劇団は生徒に頼りきりでなく組織としてコロナ禍に対して具体的ななにがしか寄付や、社会へのアクションをとるべきだったのではということです。
東日本や熊本震災では被災地訪問をしていましたが、今回はそれは不可能。
そんな余裕はこの数ヶ月一切なかったのならそれはまた企業として別の問題になりますが…
(もしかしたら表に出さずしてたのかもしれないですが)
(でもそれなら発信すべきとも思う。)
ジェンヌの歌やメッセージではそれは内向きの発信であり宝塚歌劇をほとんど知らない社会への貢献にはならないでしょう。
グッズ販売では、人との触れ合いを極端に減らした中自分達ファンに直接向き合ってくれている、これまでのように日常とは別の世界が自分にはあるという心強い実感、感触を持てなかったという人も多くいたのではないかと思います。
毎日に疲れても歌劇を観れば、なんらかの歌劇の媒体に触れることができれば。
少しだけそばに寄り添ってもらえる気がする。
ここではない別の世界を知っているというのは日々を生きる糧になります。
そんな「生きる糧」という存在価値が宝塚歌劇にはあるはずです。
…それに対して本当に?という疑問符がついたファンがもし今回いるのなら。
それは歌劇団の在り方の今後にも響くのではと杞憂しています。
2020年花組公演の千秋楽が、動画配信サービ
スにてはじめてLive配信されます。
宝塚歌劇の動画配信サービスは、「TAKARAZUKAオンデマンド」という名称を冠してこれまではRakten tvが先行してきた印象があります。
詳しくはこちらの記事に書きました。
宝塚歌劇団が映像を提供して、配信の技術などは楽天など他サービスを間借りしているという印象です。
専用チャンネルTAKARAZUKAスカイステージを主軸にはしていても、もっと手軽にみたいというライトな層のための環境作りが整えられています。
そこへ新たな配信サービスが今回加わります。
花組公演「はいからさんが通る」の千秋楽をRakten tv、そしてU-NEXTが配信すると発表。
(花組公演の配信日により配信サービスはそれぞれ異なるので注意。)
配信スケジュールは以下の通り。
↓
★2020年7月17日(金)初日公演はTAKARAZUKAスカイステージにてライブ中継。
★2日目の公演となる2020年7月18日(土)13:00公演はRakuten TVにて初の全編配信 。3500円(税込)。
(前回雪組公演「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」での大劇場楽のLIVE配信は、フィナーレからでした)
★千秋楽公演2020年9月5日(土)13:00公演はRakuten TVおよびU-NEXTにて配信 。3500円(税込)。
3500円という価格設定はおおよそスカイステージの料金一月分に匹敵します。
映画館でのライブビューイングが、4,400円。
U- NEXTは基本料金を別としてですのでこれは高いのかどうなのか…
今回初めて宝塚歌劇LIVE配信に参入したU-NEXT。
どんなサービスなのかを調べてみました。
9月までに加入を検討している方は参考にしてみてください。
U-NEXTは、月額1,990円(税抜)で現在17万本の動画が見放題できるサービスです。
さらに、最新作の視聴に使えるポイントが、毎月1,200円分もらえます。
おおよそ一作400~500円が相場なので月2作は最新作を観たいという方にはお得かも。
また31日間は無料トライアル期間としてお試しで見放題。
(とはいっても先ほど書いたように最新作は別料金です)
(無料トライアル中はポイントが600円分)
7/9追記 Live配信にポイントが利用できるようです。
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テレビ U-NEXT TV(オリジナルのアイテム) スマートフォン タブレット ゲーム機 パソコン
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映画などの最新作の配信が早い
動画配信数も他より多い。
U-NEXTの動画は、スマートフォンやタブレット用のアプリをダウンロードすればオフラインでも視聴できます。
(おそらく今回の花組LIVE配信関連はストリーミング放送のため保存や見逃し配信はRakuten TVと同じくできないはず。)
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U-NEXTでは動画だけでなく雑誌の読み放題サービスあり。
追加料金無しで、80誌以上の雑誌が読めます。
ポイントで電子書籍の購入も可能。
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料金設定が他サービスと比べて高い。
最新作の配信は早いが基本有料なので観ないひとにはムダになってしまうかも。
無料期間内に解約することはできますが、月途中だと日割り計算でなく月額をすべて支払うことになるので注意。
また無料トライアルは一度解約して次に入会する時は自動的に有料会員になります。
つまり一度しか使えません。
無料トライアル期間に入会して花組公演を観てみようと思っているひともいるかもしれませんが、また情報がわかれば追記予定です。
7/9追記 他公演も配信することが発表されました。
詳細
宝塚、東京と再開の発表をふまえて?
8月から中止とされていた別箱公演の上演が発表されました。
宝塚大劇場と東京宝塚劇場そして梅田芸術劇場等にて、全国ツアー公演やコンサート、青年館ホール公演を行います。
自らの劇場、箱を持っているというのはやはり強いというべきか。
少々力技のスケジュール組み、さらに現時点で東京では不穏な動きが出ていますがそこも注視していきたいです。
宙組『FLYING SAPA 』
8/1~11 梅芸メイン
宙組『壮麗帝』
8/14~18 梅芸DC
雪組『炎のボレロ』『Music Revolution!…』
8/17~25 梅芸メイン
雪組『NOW! ZOOM ME!!』
9/11~19 宝塚大劇場
9/26~10/3 東京宝塚劇場
轟悠DS
阪急インターナショナル 8/26~27
真彩希帆MS
宝塚ホテル 9/6~8
第一ホテル東京 9/13~14 敬称略
7/31から東京宝塚劇場も再開を発表。
初日を開けられなかった星組公演からです。
本来なら3月公演でした。
しばらくは劇場はこのふたつで運用なのでしょうか。
これまでと違う点などの概要は大劇場と同じようなのですが出演者が舞台に出る密度を減らすため、出演者調整がされています。
日程によって出演者が入れ替わります。
主に下級生が入れ替わりですがさらには、成績や役の重きによっても決定されているようです。
とりあえずですが、7/17に宝塚大劇場だけではありますが再開することが発表されました。
その概要を後々の備忘録として置いておきます。
これまでと違う点を見出しで紹介します。
(追記あり)
これまで通常なら金曜、月曜などの以外は1日二回公演でした。
(11時、15時)
二週間後には1日二回公演に戻ります。
しかし幕間、入出場の混雑緩和の整理のために二回目の公演開演時間が30分遅くなります。
地方在住で日帰り遠征している私のような人間にはこの30分の違いはボディブローのように、じわじわ影響してきそうです。
これまでおおよそ宝塚の公演は、休憩合わせて3時間だったのですが、終演時間はおよそ18時40分くらいになるようです。
夜の宝塚大劇場近辺はお店もほぼ閉まっていて寂しいんですよね…
私のような下級生をオペラで探す趣味持ちにはには厳しい…
開演前、上演中後のオケの方々や指揮者の方をみるのも楽しみのひとつだったのですが残念。
他楽器はともかく管楽器はマスクもできないということもあるかな。
クラシックオーケストラの公演中止も相次いでいます。
ということは宝塚歌劇ならではである銀橋渡りの頻度なども減らすのか。
これまでこういった曖昧にしていたことも容赦なく明るみに出してしまう。
それがコロナなのでしょう。
劇場内ではマスク着用必須。
アルコール消毒設置や入り口での検温実施も引き続き行われます。
発表までは劇場横の扉をぶち抜いて空気を入かとか、シールドを舞台前面に貼るのかとか予測しておりましたが、そんなことはなく。
しかしで考えられるだけ可能な措置はとっているようです。
誰も予測できない今後の宝塚公演。
恐らく情勢をかんがみて徐々に緩和していくのだろうと思いますが、それも私達観客が入ってみないとどうなるかはわかりません。
2020年7月17日(金)初日公演はスカイステージにてライブ中継することを発表。
2日目の公演となる2020年7月18日(土)13:00公演はRakuten TVにて初の全編配信 。3500円。
千秋楽公演2020年9月5日(土)13:00公演はRakuten TVおよびU-NEXTにて配信 。3500円。
これまでなかったU-NEXTの配信参入。
動画配信サービスもジャンルを特化した専門性の時代ということでしょうか。
◆8/2 花組公演中止発表
◆検査にて感染確認。8/3から8/17までの公演中止
皆様お久しぶりの更新です。
コロナで宝塚歌劇もまたそのファンもそれまでの価値観などが一切変化してしまった現在。
いかがお過ごしでしょうか。
宝塚ホテルも移築後、延期してからの開業のニュースなどがあり再開を待つ声、それとは反対に年内再開は無理なのではと言う声もあります。
また再開にこぎつけたとしてもこれまでとは違うものになるかもしれません。
こればかりは劇団の決定を待つほかありません。
今回は宝塚歌劇の歴史でも重要な舞台のひとつについて書いてみます。
時間のある時などにおつきあいくだされば幸いです。
宝塚歌劇といえば「ベルサイユのばら」といわれた時代がかつてありました。
これには1970年代の少女漫画ブームと反対に映画、テレビ、レジャーの多様化などの台頭で低迷していた宝塚歌劇との絶妙なマッチングがありました。
◆70年代少女漫画ブーム
70年代にかけて、漫画を読んで育った世代が漫画を描き始め、新感覚派の少女漫画が勢いを持つ。「花の24年組」と呼ばれる昭和24年前後うまれのマンガ家たちの作品である(竹宮恵子、萩尾望都、樹村みのり、大島弓子、山岸涼子など)。
24年組以外の少女漫画では、池田の『ベルサイユのばら』や大和和紀の『はいからさんが通る』など、読者の上限を広げるヒット作を生み出した
さらに私個人としてはベルばらブームとは、おそらく後々までの劇団の宣伝と、メディアなどと連動したイメージ戦略も世間一般への影響として大きかったのではと思っています。
おそらく劇団も最初から想定してのことではないと思われますが、
華麗な軍服を着て剣をふるう男装の麗人オスカルが、そのまま世間からみた「タカラジェンヌの姿(男役)」の非公式イメージアイコンとなったという仮説です。
ビジネスとしてみればイメージアイコンは手塚治虫氏の漫画と連動できればよかったのかもしれません。
しかし氏の漫画内容は悲劇と残酷描写が過剰な部分があり、絵柄としては宝塚歌劇を参考にしていても、宝塚歌劇の志向そのものとは当時から相いれなかったのではと感じますがあくまで推測です。
(かつて上演された「ブラックジャック」とショー「火の鳥」は名作です)
「ベルサイユのばら」はこれまでひんぱんに特に2001年以降は6、7年おきに上演していましたが、2015年以降宝塚歌劇団では上演されていませんし、2020年現在の上演予定にもありません。
上演されない理由があるとすれば上演されてきた理由もあるはずです。
少女漫画ブームの中で名作は「ベルサイユのばら」以外にも当時からたくさんありました。
「ポーの一族」はそのひとつ。(宝塚歌劇では2018年上演)
少女漫画ブームの特性のひとつ、現在のBLにつらなる少年愛を(それだけではないですが)扱っている原作ですが、舞台版ではその部分は削られ普遍的な愛情の渇望、永遠と不死への苦悩に重きを置いています。
宝塚歌劇ではこのあたりを描くのはまだ限界ということなのかもしれませんが、この話題はまた別の機会にします。
◆宝塚歌劇は一般大衆への訴求ができなければ存続にもつながる危機にあった。
1970年前後、宝塚歌劇団はスターを輩出し、ブロードウェイ・ミュージカルの翻訳上演も行なうなど、新機軸を打ち出してもいたが、テレビの普及や娯楽の多様化の影響を拭い去るには至らず、赤字決算となっていた。平日には客席に閑古鳥が鳴く日も増えており、歌劇団存続を危ぶむ声が歌劇団内部にも広がり始めた[6]。危機感を感じたスタッフ(歌劇団専属演出家も含む)たちには「舞台に主に責任を持つ専属演出家[注 1]をはじめ、ほぼ歌劇団内部の人間のみで舞台作りに携わる旧来からの制作体制では、現在の観客の嗜好に対応するのは困難では」との認識があり、
◆そのため演目は時代のニーズに合ったものでないといけなかった。
◆恋愛だけでなく、フランス革命の場面など歴史物としての壮大なクライマックスがあったため、舞台化しやすかった。
演出家小柳菜穂子先生の言葉より、
「戦争や祭りの場面を入れないと80名近い劇団員を全員大劇場の舞台に出すのは難しい」(意訳)。
おおまかにこの三つがそろっていたからではないでしょうか。
時代のニーズとは、女性が男装して兵士として戦うという絵面の強さです。
「ベルサイユのばら」が漫画原作から受けたのはここにあります。
彼女は男性として育てられたがゆえに、はじめて能動的な物語の主人公となることができそのために苦悩します。
貴族でありながら民衆へ気持ちを動かし、上層部に抵抗し兵を動かします。
男性といいながら誰も彼女を男性としては扱いませんし、彼女の女性のファンたちも同じ。
身分違いの愛も紆余曲折ありつつ超えていきます。
この苦悩はそれまで男性の主人公でないとできなかったものでありかつ、どちらとも結果としては矛盾しいずれは破綻するであろう引き裂かれた稀有な存在です。
死を目前にした生を燃やしているから美しい、というのは新撰組などの幕末物にも似た捉え方かもしれません。
だからこそ観る者にはとても魅力的に映ったのでしょう。
そして現在ではその点がかえってネックとなっているように感じます。
なぜならオスカルは2020年現在では以前ほど難しい稀有な存在ではなくなってしまっているように思えるからです。
言い過ぎを承知ですが海外なら家督を継いだ男女両方からモテるキャリア女性でいそうだなあとか。
(オスカルはセクシャルとしてもマイノリティではないと原作でも当初から表明されています)
そんな当時としては美しい稀有な存在が人々の記憶に強く残るためには、彼女は今宵一夜で愛を得て直後に死ななければいけなかった。
それがこの時代の要請だったとするなら。
本当にそうでないといけなかったのか?と現在の私は思うのです。
稀有な存在が愛を得て、しかもそののちにドレスを着る女性となってももしくはそのままで家庭を持って幸せになるのはあまりにも虫が良すぎるとこの時代はとらえたのでしょうか。
それは現在の視点では観る者の勝手な要求ではないのかと思います。
物語には主人公たちがなにかを成し遂げていく、困難を克服するというプロセスが必要だけれど、宝塚歌劇の至上のテーマである「愛」をより鮮明にするために、「社会的に異質な存在」と「死」をセットにしてわざわざ持ってこないといけない必要はない、と考えます。
これは「ファントム」もそうかな…
それが現在ではこの演目が上演しにくい理由のひとつで、もし再演するなら修正が必要ではないかと思います。
(もちろん上演には劇団の体制や方針転換とかの事情もあるのはわかっています。)
ここまで書いてきて直近三年の演目で愛と死の割合はどうなっているかな?と調べてみました。
ネタばれともなっているので注意ですが主人公とヒロイン両方、もしくはどちらかが死ぬ演目をざっと挙げておきます。
2020「赤と黒」
2019「ロックオペラモーツァルト」、「龍の宮物語」、「壬生義士伝」、「アルジェの男」、「群盗」、「アンナ・カレーニナ」
2018「ファントム」、「エリザベート」、「MESSIAH(メサイア」、「凱旋門」、「ウエストサイドストーリー」、「The LAST PARTY」、「誠の群像」、「ドクトル・ジバゴ」、「ひかりふる路」、「不滅の棘」…
古典と呼ばれる作品、もしくは古典を下敷きにした演目ばかりであることが読み取れます。
表現が悪いですが古典は死を容易に描きやすいからでしょう。
(雪組さんが多いのはトップ望海さんの持ち味もあるかも)
オスカル達が革命がなった後に生き延びていた(※)としてもそこでみる光景はやはり凄惨なもので、民衆に手にかけられる可能性とか宝塚ファンなら誰もが考えたはず。
※「スカーレット・ピンパーネル」、「ひかりふる路」
「愛」を舞台で大きく、美しく表現するのに「死ななくてはならない」必要が現代の価値観では徐々に小さくなってきていることがわかります。
また「愛を得ること」だけが主題で、1時間40分という芝居を作るのは困難になってきていることも同時に読み取れます。
愛にことさら犠牲は必要なく、そこまでの物語としての道筋に志をつけないといけない。
演出の側もさまざまな配慮が必要で大変 だろう と感じます。
この数年で動画配信サービスや、SNSに力を入れ始めた宝塚歌劇。
(2020年2月にはLINEアカウントがスタート)
(ただ始まったばかりの時に雪組トップコンビ退団発表の速報が流れなかったことで、一部に不満が出ていたようです)
(コロナウイルスによる公演中止の一報は出ました)
昨年秋くらいから、公式で推し始めたのが各社の動画配信で宝塚歌劇映像を観るというサービスです。
特に楽天TVに力を入れていると思われ、宝塚歌劇専門プランまでできています。
(その他の動画配信サービスにはないプランとラインナップ。)
楽天TVで宝塚歌劇、は果たしてファンとしてはお得なのか?
検証してみました。
楽天TVで選べるプランは2つ。
まずはプレミアムプランから紹介します。
月額1,650円(税込)と、
およそスカイステージ月額料金の半額。
毎月1日と15日に、担当者がセレクトした公演、番組に切り替わるシステムです。
およそ80番組が用意されていて、過去3か月の配信分をいつでも自由に観ることが可能になっています。
スカイステージとの大きな違いは、Stage Pick upとミュージッククリップでしょうか。
まだスカイステージで放送されていない舞台の映像の一部を観れたり、ショーなど過去の舞台の一部も観られたりします。
すべて録画はできません。
2020年2月分のラインナップはこんな感じです。
少しだけ観たいひとのために単品レンタルもできます。
あくまで目安としてですが、
大劇場公演880円、バウや別箱公演660円、ショー550円、NOW ON STAGEなどの1時間番組は、330円。
Stage Pick upとミュージッククリップは220円、タカラヅカニュースからピックアップされた公演関連のインタビューなどの映像は110円が相場のようです。
いったんレンタル購入したら30日以内に視聴をはじめ、7日以内に視聴し終えるのがルール。
月額880円(税込)。
こちらは月1度番組が切り替わる、プレミアムプランのおよそ半分の映像40本を観ることのできるプランです。
観たい舞台、贔屓がいるなら公式サイトを細かくチェックしておく必要があります。
楽天TV自体のものもありますがメリットとデメリットも一応。
◆メリット
比較的 最新の歌劇映像がみられる。
通信量を気にしなければどこでも視聴可能。
路線ファンの方なら映ることも多いし、いいのかも。
普段楽天を利用している人なら、楽天ポイントで支払可能。
デメリット
◆アプリの動作が遅い?
楽天TVアプリ動画は切れやすいという感想をよくみかけます。
その場合はアプリでなく、楽天TV公式から観ることになります。
◆時事ネタがない
タカラヅカニュースでは、日々このような放送もあるのですが動画配信ではカットされています。
◆いわゆる非路線である生徒さんのインタビューや企画番組もありません。
これはスカイステージがやはり強い部分です。
もともと宝塚歌劇はケーブルテレビで専門チャンネルを持っていますが、CSやケーブルテレビを一から導入する人には初期費用+毎月の加入料金がかかりすぎることもあって、宝塚歌劇をみて、さらに自宅でも映像で観てみたい若年層には敷居が高いというのが現実です。
ブルーレイも宝塚は高価ですし…
大手の動画配信サービスの枠を使えば映像を流す側もコストを抑えられ、録画はできませんがスマホでもみられることから、新規ユーザーを開拓できる、という戦略なのでしょうか。
スカパーでスカイステージを観る為にかかる費用を試算してみました。
お住まいの地域のケーブルテレビでの加入などによって、若干価格に違いがあるかと思いますが参考にしてみてください。
新規加入(または2台目以降の追加契約)での標準取付工事は、
「スカパー!アンテナサポート」や「プレミアム はじめるサポート」を10,180円(税込)で提供しています。
※オプション工事費がかかる場合有 ◆毎月加入料金 スカパー基本料429円(税込)+2970円(税込)=3,399円 ※2020年3月現在
宝塚歌劇の動画配信サービスを各組の生徒が紹介する番組が、現在スカイステージで放送中。
さかんに宣伝している印象です。
◆タカラヅカのミカタ~動画配信のススメ~
この番組自体も、各種動画配信サービスで観ることができます。
ちなみに2020年2月現在で、
01 雪組 望海風斗 綾凰華
02 月組 千海華蘭 鳳月杏
03 花組 水美舞斗 更紗那知
04 星組 瀬央ゆりあ 有沙瞳(敬称略)というメンバーです。
各生徒が、自分のファン時代に好きだった公演を観たり、自分の公演を観たりなど紹介しています。
確かに思いついてすぐに観たい映像を選択して出せるのは動画配信の強み。
ちょっと通販番組ぽい?
スカイステージにはなんとなく流し観ていて、新しく入った生徒さんの活躍や思いもよらぬ過去現在問わず名作(迷作)に出会う楽しみ、舞台ではない映像で思わぬ発見ができる喜びがあります。
これから動画配信を観る方にもそんなサービスであってほしいです。
専門チャンネルはどこも、加入者数が頭打ちという話は何年も前からきいていますので、CM料でそれをまかなうのはできれば避けてほしいです。
せっかく宝塚映像を楽しんでいるのに、(萩の月は特別枠としてもちろん良いのですが、)他チャンネルのようにいきなりサプリメントのCMとか始まるのは嫌だなあというのが本音。
でも番組クオリティは下げて欲しくない、生徒に舞台に支障が出るほどの負荷はかけてほしくない… わがままかとは思いますが、一視聴者の願いです。