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宝塚歌劇について誰もとりあげない偏った話をしていきます。

6/15宝塚大劇場再開発表 概要とその後の公演中止を含む記録

 

とりあえずですが、7/17に宝塚大劇場だけではありますが再開することが発表されました。

花組公演「はいからさんが通る」より。

 

その概要を後々の備忘録として置いておきます。

これまでと違う点を見出しで紹介します。

追記あり

 

 

 

 

 

 

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初日から2週間は1日一回公演

 

 

これまで通常なら金曜、月曜などの以外は1日二回公演でした。

(11時、15時)

 

 

 

 

二週間後以降の二回目公演は15時→15時半開演 

 

二週間後には1日二回公演に戻ります。

 

しかし幕間、入出場の混雑緩和の整理のために二回目の公演開演時間が30分遅くなります。

 

 

地方在住で日帰り遠征している私のような人間にはこの30分の違いはボディブローのように、じわじわ影響してきそうです。

 

 

幕間休憩30分→35分

 

これまでおおよそ宝塚の公演は、休憩合わせて3時間だったのですが、終演時間はおよそ18時40分くらいになるようです。

 

夜の宝塚大劇場近辺はお店もほぼ閉まっていて寂しいんですよね…

 

 

 

出演者の舞台の出演をできるだけ(少なく)調整

 

客席降りなどの演出はなし

 

私のような下級生をオペラで探す趣味持ちにはには厳しい…

 

生オーケストラでなく録音演奏

 

開演前、上演中後のオケの方々や指揮者の方をみるのも楽しみのひとつだったのですが残念。

 

他楽器はともかく管楽器はマスクもできないということもあるかな。

クラシックオーケストラの公演中止も相次いでいます。

 

座席の間隔を前後左右空ける

 

最前列の販売はなし

 

出演者からの飛沫防止のため。

ということは宝塚歌劇ならではである銀橋渡りの頻度なども減らすのか。

 

これまでこういった曖昧にしていたことも容赦なく明るみに出してしまう。

それがコロナなのでしょう。

 

別箱公演は全て中止

 

劇場内ではマスク着用必須。

アルコール消毒設置や入り口での検温実施も引き続き行われます。

 

発表までは劇場横の扉をぶち抜いて空気を入かとか、シールドを舞台前面に貼るのかとか予測しておりましたが、そんなことはなく。

 

しかしで考えられるだけ可能な措置はとっているようです。

 

誰も予測できない今後の宝塚公演。

 

恐らく情勢をかんがみて徐々に緩和していくのだろうと思いますが、それも私達観客が入ってみないとどうなるかはわかりません。

 

 

 

(追記)花組公演初日と楽をライブ配信

 

2020年7月17日(金)初日公演はスカイステージにてライブ中継することを発表。

 

2日目の公演となる2020年7月18日(土)13:00公演はRakuten TVにて初の全編配信 。3500円。

 

千秋楽公演2020年9月5日(土)13:00公演はRakuten TVおよびU-NEXTにて配信 。3500円。

 

これまでなかったU-NEXTの配信参入。

動画配信サービスもジャンルを特化した専門性の時代ということでしょうか。

 

 

◆8/2 花組公演中止発表

 

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◆検査にて感染確認。8/3から8/17までの公演中止

 

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死が愛を強調しない現在の舞台~宝塚歌劇における「ベルサイユのばら」~

 


 

 

皆様お久しぶりの更新です。

 

コロナで宝塚歌劇もまたそのファンもそれまでの価値観などが一切変化してしまった現在。

いかがお過ごしでしょうか。

 

宝塚ホテルも移築後、延期してからの開業のニュースなどがあり再開を待つ声、それとは反対に年内再開は無理なのではと言う声もあります。

また再開にこぎつけたとしてもこれまでとは違うものになるかもしれません。

 

 

こればかりは劇団の決定を待つほかありません。

 

今回は宝塚歌劇の歴史でも重要な舞台のひとつについて書いてみます。

時間のある時などにおつきあいくだされば幸いです。

 

 

 

 

タカラジェンヌのイメージアイコンとなったオスカル

 

 

 宝塚歌劇といえば「ベルサイユのばら」といわれた時代がかつてありました。

 

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これには1970年代の少女漫画ブームと反対に映画、テレビ、レジャーの多様化などの台頭で低迷していた宝塚歌劇との絶妙なマッチングがありました。

 

◆70年代少女漫画ブーム

shareroom.hateblo.jp

70年代にかけて、漫画を読んで育った世代が漫画を描き始め、新感覚派の少女漫画が勢いを持つ。「花の24年組」と呼ばれる昭和24年前後うまれのマンガ家たちの作品である(竹宮恵子萩尾望都樹村みのり大島弓子山岸涼子など)。

24年組以外の少女漫画では、池田の『ベルサイユのばら』や大和和紀の『はいからさんが通る』など、読者の上限を広げるヒット作を生み出した

 

さらに私個人としてはベルばらブームとは、おそらく後々までの劇団の宣伝と、メディアなどと連動したイメージ戦略も世間一般への影響として大きかったのではと思っています。

 

おそらく劇団も最初から想定してのことではないと思われますが、 

華麗な軍服を着て剣をふるう男装の麗人オスカルが、そのまま世間からみた「タカラジェンヌの姿(男役)」の非公式イメージアイコンとなったという仮説です。

 

 

 

 ビジネスとしてみればイメージアイコンは手塚治虫氏の漫画と連動できればよかったのかもしれません。

しかし氏の漫画内容は悲劇と残酷描写が過剰な部分があり、絵柄としては宝塚歌劇を参考にしていても、宝塚歌劇の志向そのものとは当時から相いれなかったのではと感じますがあくまで推測です。

(かつて上演された「ブラックジャック」とショー「火の鳥」は名作です)

 

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「ベルサイユのばら」はこれまでひんぱんに特に2001年以降は6、7年おきに上演していましたが、2015年以降宝塚歌劇団では上演されていませんし、2020年現在の上演予定にもありません。

 

 

 

seikacat.hatenablog.com

 

 

ベルサイユのばらを現在は上演しない理由は何か?

 

上演されない理由があるとすれば上演されてきた理由もあるはずです。

 

 少女漫画ブームの中で名作は「ベルサイユのばら」以外にも当時からたくさんありました。

「ポーの一族」はそのひとつ。(宝塚歌劇では2018年上演)

 

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少女漫画ブームの特性のひとつ、現在のBLにつらなる少年愛を(それだけではないですが)扱っている原作ですが、舞台版ではその部分は削られ普遍的な愛情の渇望、永遠と不死への苦悩に重きを置いています。

宝塚歌劇ではこのあたりを描くのはまだ限界ということなのかもしれませんが、この話題はまた別の機会にします。

 

 

ではなぜ宝塚で当時ベルばらが選ばれたのか

 

◆宝塚歌劇は一般大衆への訴求ができなければ存続にもつながる危機にあった。

 

 

1970年前後、宝塚歌劇団はスターを輩出し、ブロードウェイ・ミュージカルの翻訳上演も行なうなど、新機軸を打ち出してもいたが、テレビの普及や娯楽の多様化の影響を拭い去るには至らず、赤字決算となっていた。平日には客席に閑古鳥が鳴く日も増えており、歌劇団存続を危ぶむ声が歌劇団内部にも広がり始めた[6]。危機感を感じたスタッフ(歌劇団専属演出家も含む)たちには「舞台に主に責任を持つ専属演出家[注 1]をはじめ、ほぼ歌劇団内部の人間のみで舞台作りに携わる旧来からの制作体制では、現在の観客の嗜好に対応するのは困難では」との認識があり、

 

 

ベルサイユのばら (宝塚歌劇) - Wikipedia

 

 

◆そのため演目は時代のニーズに合ったものでないといけなかった。


◆恋愛だけでなく、フランス革命の場面など歴史物としての壮大なクライマックスがあったため、舞台化しやすかった。

 

演出家小柳菜穂子先生の言葉より、

「戦争や祭りの場面を入れないと80名近い劇団員を全員大劇場の舞台に出すのは難しい」(意訳)。

 

 

おおまかにこの三つがそろっていたからではないでしょうか。

 

 

 

 

時代のニーズとは、女性が男装して兵士として戦うという絵面の強さです。

「ベルサイユのばら」が漫画原作から受けたのはここにあります。

彼女は男性として育てられたがゆえに、はじめて能動的な物語の主人公となることができそのために苦悩します。

 

貴族でありながら民衆へ気持ちを動かし、上層部に抵抗し兵を動かします。

男性といいながら誰も彼女を男性としては扱いませんし、彼女の女性のファンたちも同じ。

身分違いの愛も紆余曲折ありつつ超えていきます。

 

 この苦悩はそれまで男性の主人公でないとできなかったものでありかつ、どちらとも結果としては矛盾しいずれは破綻するであろう引き裂かれた稀有な存在です。

 

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死を目前にした生を燃やしているから美しい、というのは新撰組などの幕末物にも似た捉え方かもしれません。

 

だからこそ観る者にはとても魅力的に映ったのでしょう。

 

オスカルはもうかつてほど稀有な存在でないのかもしれない

 

そして現在ではその点がかえってネックとなっているように感じます。

なぜならオスカルは2020年現在では以前ほど難しい稀有な存在ではなくなってしまっているように思えるからです。

 

言い過ぎを承知ですが海外なら家督を継いだ男女両方からモテるキャリア女性でいそうだなあとか。

(オスカルはセクシャルとしてもマイノリティではないと原作でも当初から表明されています)

 

 

 

そんな当時としては美しい稀有な存在が人々の記憶に強く残るためには、彼女は今宵一夜で愛を得て直後に死ななければいけなかった。

 

それがこの時代の要請だったとするなら。

 

本当にそうでないといけなかったのか?と現在の私は思うのです。

 

稀有な存在が愛を得て、しかもそののちにドレスを着る女性となってももしくはそのままで家庭を持って幸せになるのはあまりにも虫が良すぎるとこの時代はとらえたのでしょうか。

 

それは現在の視点では観る者の勝手な要求ではないのかと思います。

 

 

   物語には主人公たちがなにかを成し遂げていく、困難を克服するというプロセスが必要だけれど、宝塚歌劇の至上のテーマである「愛」をより鮮明にするために、「社会的に異質な存在」と「死」をセットにしてわざわざ持ってこないといけない必要はない、と考えます。

これは「ファントム」もそうかな…

 

それが現在ではこの演目が上演しにくい理由のひとつで、もし再演するなら修正が必要ではないかと思います。

(もちろん上演には劇団の体制や方針転換とかの事情もあるのはわかっています。)

 

 

 

おまけ 現在の舞台の死の割合

 

 

 ここまで書いてきて直近三年の演目で愛と死の割合はどうなっているかな?と調べてみました。

 

ネタばれともなっているので注意ですが主人公とヒロイン両方、もしくはどちらかが死ぬ演目をざっと挙げておきます。

 

2020「赤と黒」

 

2019「ロックオペラモーツァルト」、「龍の宮物語」、「壬生義士伝」、「アルジェの男」、「群盗」、「アンナ・カレーニナ」

 

2018「ファントム」、「エリザベート」、「MESSIAH(メサイア」、「凱旋門」、「ウエストサイドストーリー」、「The LAST PARTY」、「誠の群像」、「ドクトル・ジバゴ」、「ひかりふる路」、「不滅の棘」…

 

古典と呼ばれる作品、もしくは古典を下敷きにした演目ばかりであることが読み取れます。

表現が悪いですが古典は死を容易に描きやすいからでしょう。

(雪組さんが多いのはトップ望海さんの持ち味もあるかも)

 

おわりに

 

オスカル達が革命がなった後に生き延びていた(※)としてもそこでみる光景はやはり凄惨なもので、民衆に手にかけられる可能性とか宝塚ファンなら誰もが考えたはず。

※「スカーレット・ピンパーネル」、「ひかりふる路」

 

「愛」を舞台で大きく、美しく表現するのに「死ななくてはならない」必要が現代の価値観では徐々に小さくなってきていることがわかります。

 

また「愛を得ること」だけが主題で、1時間40分という芝居を作るのは困難になってきていることも同時に読み取れます。 

 

愛にことさら犠牲は必要なく、そこまでの物語としての道筋に志をつけないといけない。

 

演出の側もさまざまな配慮が必要で大変 だろう と感じます。

 

 

  

  

 

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楽天TV  宝塚歌劇プランはファンにとってお得なのか

 

 


 

この数年で動画配信サービスや、SNSに力を入れ始めた宝塚歌劇。

(2020年2月にはLINEアカウントがスタート)

(ただ始まったばかりの時に雪組トップコンビ退団発表の速報が流れなかったことで、一部に不満が出ていたようです)

 

(コロナウイルスによる公演中止の一報は出ました)

 

昨年秋くらいから、公式で推し始めたのが各社の動画配信で宝塚歌劇映像を観るというサービスです。

 

 

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特に楽天TVに力を入れていると思われ、宝塚歌劇専門プランまでできています。

 

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(その他の動画配信サービスにはないプランとラインナップ。)

 

 

楽天TVで宝塚歌劇、は果たしてファンとしてはお得なのか?

 検証してみました。

 

 

 

 

 

タカラヅカ・オン・デマンド プレミアムプラン

 

楽天TVで選べるプランは2つ。

まずはプレミアムプランから紹介します。

 

月額1,650円(税込)と、

およそスカイステージ月額料金の半額。

 

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毎月1日と15日に、担当者がセレクトした公演、番組に切り替わるシステムです。

およそ80番組が用意されていて、過去3か月の配信分をいつでも自由に観ることが可能になっています。

 

スカイステージとの大きな違いは、Stage Pick upとミュージッククリップでしょうか。

 まだスカイステージで放送されていない舞台の映像の一部を観れたり、ショーなど過去の舞台の一部も観られたりします。

 

すべて録画はできません。

 

 

 

 

 

 

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2020年2月分のラインナップはこんな感じです。


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単品で購入することも可能。

 

 少しだけ観たいひとのために単品レンタルもできます。

 

あくまで目安としてですが、

大劇場公演880円、バウや別箱公演660円、ショー550円、NOW ON STAGEなどの1時間番組は、330円。

 

Stage Pick upとミュージッククリップは220円、タカラヅカニュースからピックアップされた公演関連のインタビューなどの映像は110円が相場のようです。

 

 いったんレンタル購入したら30日以内に視聴をはじめ、7日以内に視聴し終えるのがルール。

 

 

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 すみれの花咲くマンスリーパック

 

月額880円(税込)。

 

こちらは月1度番組が切り替わる、プレミアムプランのおよそ半分の映像40本を観ることのできるプランです。

 

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観たい舞台、贔屓がいるなら公式サイトを細かくチェックしておく必要があります。

 

 

楽天動画のメリットとデメリット

 

 

 楽天TV自体のものもありますがメリットとデメリットも一応。

 

◆メリット

比較的 最新の歌劇映像がみられる。

 

通信量を気にしなければどこでも視聴可能。

 

路線ファンの方なら映ることも多いし、いいのかも。

 

普段楽天を利用している人なら、楽天ポイントで支払可能。

 

 

 

 

 

デメリット 

◆アプリの動作が遅い?

 楽天TVアプリ動画は切れやすいという感想をよくみかけます。

その場合はアプリでなく、楽天TV公式から観ることになります。

  

◆時事ネタがない

 

タカラヅカニュースでは、日々このような放送もあるのですが動画配信ではカットされています。

www.nikkansports.com

 

seikacat.hatenablog.com

 

◆いわゆる非路線である生徒さんのインタビューや企画番組もありません。

これはスカイステージがやはり強い部分です。

 

 

 

 

 

 なぜ専門チャンネルだけではいけないと公式が判断したのか

 

もともと宝塚歌劇はケーブルテレビで専門チャンネルを持っていますが、CSやケーブルテレビを一から導入する人には初期費用+毎月の加入料金がかかりすぎることもあって、宝塚歌劇をみて、さらに自宅でも映像で観てみたい若年層には敷居が高いというのが現実です。

 

ブルーレイも宝塚は高価ですし…

 

 

大手の動画配信サービスの枠を使えば映像を流す側もコストを抑えられ、録画はできませんがスマホでもみられることから、新規ユーザーを開拓できる、という戦略なのでしょうか。

 

 

スカパーでスカイステージを観る為にかかる費用を試算してみました。

お住まいの地域のケーブルテレビでの加入などによって、若干価格に違いがあるかと思いますが参考にしてみてください。

 

 

新規加入(または2台目以降の追加契約)での標準取付工事は、
「スカパー!アンテナサポート」「プレミアム はじめるサポート」を10,180円(税込)で提供しています。

  ※オプション工事費がかかる場合有  ◆毎月加入料金 スカパー基本料429円(税込)+2970円(税込)=3,399円 ※2020年3月現在  

 

スカステでも宣伝

 

  

宝塚歌劇の動画配信サービスを各組の生徒が紹介する番組が、現在スカイステージで放送中。

さかんに宣伝している印象です。    

 

 

◆タカラヅカのミカタ~動画配信のススメ~

 

 この番組自体も、各種動画配信サービスで観ることができます。

 

ちなみに2020年2月現在で、

01 雪組 望海風斗 綾凰華

02 月組 千海華蘭 鳳月杏

03 花組 水美舞斗 更紗那知

04 星組 瀬央ゆりあ 有沙瞳(敬称略)というメンバーです。

 

 

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各生徒が、自分のファン時代に好きだった公演を観たり、自分の公演を観たりなど紹介しています。

 

 確かに思いついてすぐに観たい映像を選択して出せるのは動画配信の強み。 

 

ちょっと通販番組ぽい?  

 

 

あとがき

 

スカイステージにはなんとなく流し観ていて、新しく入った生徒さんの活躍や思いもよらぬ過去現在問わず名作(迷作)に出会う楽しみ、舞台ではない映像で思わぬ発見ができる喜びがあります。 

 

これから動画配信を観る方にもそんなサービスであってほしいです。

 

 

 専門チャンネルはどこも、加入者数が頭打ちという話は何年も前からきいていますので、CM料でそれをまかなうのはできれば避けてほしいです。 

 

 

せっかく宝塚映像を楽しんでいるのに、(萩の月は特別枠としてもちろん良いのですが、)他チャンネルのようにいきなりサプリメントのCMとか始まるのは嫌だなあというのが本音。 

 

 

 でも番組クオリティは下げて欲しくない、生徒に舞台に支障が出るほどの負荷はかけてほしくない… わがままかとは思いますが、一視聴者の願いです。

 

 

 

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宝塚歌劇 コロナウイルス対応まとめ 2020.1-2

google-site-verification: google8e73da39874ec648.html

 

2020年コロナウイルス(COVID-19)への宝塚歌劇団の対応をまとめています。

なにか進展があればまたこちらで付け加えていくつもりです。

 

一刻も早い収束と、政府の適切な対応を求めてやみません。

 

 

国内での報道の流れ

 

国内でのニュース第一報は2019年12月。

報道がひんぱんにされるようになったのが、 1月中旬あたりからだったと思われます。

 

 

この時はまだ海外の話題としてとらえていました。

 

 

死者が増える→ワクチンや治療方針が確立されるまで年単位でかかる→国内で感染確認→国内で死者が出る

というルートを経て、報道や過熱化していきました。 

 

詳しい報道まとめはこちらを参考にしました。

 

prtimes.jp

 

 

1/下旬

 

 この時期雪組が大劇場公演、そして東京宝塚劇場では、宙組、梅田芸術劇場と東京、愛知県御園座では月組が公演していました。

 

非公式ではありますが、この時点で茶会や入り出は、全会で中止になったときいています。

(確定ソースはありません。)

 

公式からは特にお知らせは出ないまま上演は通常通り続けられました。

 

 

 

 

劇場対応のお知らせ 2020/2/21

 

劇団が公式に出した初のウイルス関連のお知らせがこちら。

適切な対応をしているので、上演はまだ続けますという意志にも思えます。

 

 

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このお知らせが1週間ほど公式おしらせトップにありました。

 

 

 

 恐らくこの間にも関係各所との調整や話し合いは続けられていたはずです。

 

この時期に劇場にいましたが、やはり緊張感があったように感じました。

 

 

ディナーショー 食事提供中止 2020/2/27

 

次に動きがあったのが東京。

 

パレスホテルにて専科轟悠さん(+宙組の美風舞良さん、美月悠さん)のディナーショーの予定が2/27(木)、2/28(金)と

ありましたが、27日は食事なしで開催。

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28日は中止となりました。

 

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全公演中止決定 2020/2/27

 

 

 SNSでは劇場に直接問い合わせている人もみかけましたが、

当日に問い合わせて千秋楽まで続けますと回答、しかし中止決定はその日の18時過ぎに出されました。

 

政府からの要請のタイミングと合致します。

 

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前日に梅田芸術劇場や、劇団四季などが発表したのより1日遅くなっています。

 

現実問題として、窓口や劇場にいる人たちが最終意思決定はできないのだから、ごく当たり前の対応なんですよね…

 

 

東日本震災の時には、この大変な時に舞台を続けるのか、また続けないかでファン、そしてOGの間で非難の応酬となった場面をみかけたこともあり、個人的に今回もそうなってしまうのかと懸念していました。

 

残念ではありますが、中止によってそれだけは避けられたようです。

 

追記  3/5に無観客で雪組東京新人公演が行われた、という話がありましたが、ソース等確証が取れないためここでは保留事項にしています。

 

もしかしたらタカラヅカニュースか、来年あるはずの舞台放送でわかるのでしょうか。

 

3/19雪組 東京新人公演について追記。

 

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◆3/6 発表。

3/9以降の公演を再開。

 

ただ千秋楽の星組はともかく、雪組が通常通り公演を続けるのかはまだわかりません。

 

 

 

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◆3/11二度目の公演中止。

 

花組初日と雪組東京公演。

 

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◆3/18  三度目の公演中止。

 

それと同時に雪組東京公演千秋楽の生放送を、スカイステージで発表。

 

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公演するかどうかに関わらず放送するとのこと。

これは2006年宙組公演以来の異例の対応です。

 

◆4度目の公演中止発表

 

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◆宝塚音楽学校 108期生合格発表

 

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公式サイトのみの発表に。

 

 

 

 

 

 

 

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宝塚 原作付き舞台を忌避する感情はどこから来るのか

 


 


本日は表題の件を考えてみたいと思います。

 私見なので至らぬ箇所もきっとあるかと思いますが、ご意見いただければ幸いです。

 

 

つまり2.5次元舞台

 


 

 宝塚歌劇には、在籍する演出家のオリジナル作品と原作付きの公演を演出家が演出するものと、おおまかに分けてふたつがあります。

 

 例えば現在の宝塚歌劇でいうなら花組の『はいからさんが通る』などがそうです。

 

 ふりかえって宝塚歌劇初のコミック原作公演といえば『ベルサイユのばら』。

 

 

ここからスタートした多くの小説コミック原作の舞台は、現在の2.5次元舞台のさきがけといえます。

 

 

 

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2.5次元とは、

 

イラスト・アニメ風2次元の世界と実際の人間・実写による3次元の世界の、何らかの狭間を指す単語。2次元的なイメージの3次元への投影か、またはイメージ自体の錯覚的・部分的な3次元化に適用される。

 

 

コミック原作の舞台はベルばらが1974年初演ですから現在まで約50年近く、宝塚歌劇の歴史の半分ほどということになります。

 

 

 

 

 

生徒達の魅力を損なわずかつ原作の再現度を上げつつ、宝塚歌劇というブランドに相応しい演出(これも明確な定義はどこにもないのですが)に落とし込む。

 

現時の演出家なら小柳奈穂子先生が得意としている分野です。

 

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『ルパン三世 —王妃の首飾りを追え! 』2015年雪組公演

 

原作付きは避けたい? ファンの感情

 

ただこの原作付き公演、海外の有名ミュージカルを宝塚歌劇で上演する場合などにもいえることなのですが、

ファンの間ではこういったすでに完成したことのある物語が贔屓および贔屓の組ですることになると、諸手をあげて喜ぶファンとできれば避けたいというファンの(少ないですが)意見で割れることがあります。

 

 

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なぜかというと、ファンが観劇時に使うリソース(資源)が原作付きだと減らされると感じる人が多いからです。

 

 

更に言うなら「原作付きの公演では贔屓の持つ時間と資源が有効に使われない」、

「むしろ無駄になる可能性が高い」という考えがファンの側にあるからではと推測しています。

 

 

 

 

この場合の資源とは

 

 ここでいう「資源」とは、観劇時にファンが

使う精神的経済的なもろもろのエネルギーのようなもののことです。

 

 

すでにあるキャラクターとして成り立っているかを確認して、同時並行で贔屓は自ら持つ魅力を発揮できているかをチェックする。

 

 

宝塚ファンは観劇時そんな資源の使い方をしています。

 

オリジナルの公演なら、そんな資源を2分割するようなことはしなくてよいのに。

 

 

贔屓それ自体の持つ魅力を観劇時に堪能したいというファンには、キャラになりきることで正直有名なあのキャラをかぶせなくていいのにと。

 

さらにいうなら贔屓はそのキャラクターに相応しくないという評価、悪意ある雑念が入ることすらあります。

 

例えば贔屓が外部も含めて歴代何人もの人が演じてきたエリザベートのトートをするとします。

 

その場合ファンとしては贔屓がオリジナルで作り上げたキャラよりも、誰かの作ったものを再構築していることになります。

 

ファンの資源は有名どころの舞台を贔屓がするとなるほど、比例して多く消費されることになっていきます。

 

 

それをストレスとして感じることが、原作付き公演を忌避する感情を生むのかもしれません。

 

 

 あとがき

 

 

観劇が辛いことになる意外な側面もある、それが原作付き公演です。

 

もちろんそんな感情、自分は持ったことはないという人もたくさんいるでしょう。

 

 

このような感情を回避するには私たちファンが、観劇や贔屓に使う資源は常に有限なものとはとらえないようにするしかありません。

 

 

確かに宝塚歌劇における贔屓とファンの時間は有限です。

贔屓に魅了される時間もつまり大切な資源。

 

 

ただロミオに資源をこれだけ使う、ロミオを演じる贔屓にはこれだけ資源を使う、のような考え方は、自分が一時期上記のような考えにとらわれていたことがあったので、精神衛生上よくないと書いておきます。

 

(けれどその辛さがかえって楽しいというひとも確かにいるのですよね…)

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

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宝塚歌劇 イメガ&スポンサーまとめ 宙組編 2019年

 

 


 


2019年に入りきらなかった宙組編です。

 

 

 

真風 涼帆

 

92期 宙組トップスター

 

岩谷産業(2019.9~)

 

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本社を大阪市に置く、産業・家庭用ガス専門商社です。

LPガス国内トップシェアを誇るエネルギー産業企業で、ガスコンロを中心とした調理器具の販売事業でも知られています。

 

 

 

2020年1月時点で企業全体のイメージCMと、

 

 


岩谷産業CM「90年 そしてこれからも編」

 

前身となる岩谷直治商店から2020年で90周年だそうです。

 

 

 

主力製品であるカセットコンロ の紹介CMがあります。

 


イワタニカセットフー「個性豊かな炎たち編」(50周年版)

 

 

最近の宝塚歌劇生がイメージキャラを務める動画CMでは、あまりこういった「スター」を全面に出して商品は次というものは少なくなってきたので、なんだかうれしいですね。

 

(どちらかというと珠城さんのDAIKINのように、スターの側が要請されたキャラに寄せていくタイプが多くなってきたと感じています。)

 

 

岩谷産業といえば、2011年から全面スポンサーとなっている、鳥人間コンテスト!

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毎年7月か8月に滋賀県琵琶湖で開催されていますが、真風さんがなんらかの形で関わったら楽しそうです。

 

芹香 斗亜

 

93期 宙組二番手男役

阪急交通社(トラピックス) (2015~)

 

 

カタログでは、色々な旅スタイルの芹香さんがみられます。

 個人的にじわじわツボなのは、おひとりさまのです…

 

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これまでの阪急交通社の歴代イメージキャラ記事はこちら。

 

seikacat.hatenablog.com

 

 

星風まどか 遥羽らら 天彩峰里

 

◆星風まどか 100期 宙組トップ娘役

 

◆遥羽らら  98期  宙組娘役

 

◆天彩峰里  100期 宙組娘役

 

 こちらは 1企業に3人という異例なイメージキャラなので、まとめました。ご了承ください。

 

 

TOCCAは国内大手アパレル オンワード樫山系列の中でも、南欧、アジアのエキゾチックなリゾートスタイルがコンセプトのブランド。

 

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店舗限定で 3人のイメージカプセルファッションまである、力の入りようです。

 購入した金額に応じて、宙組観劇チケットが抽選で当たるなどの特典あり。

 

 

 

三人はARにもなっています。

これはタカラジェンヌとしては初?

 

 

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同日11/13(水)より、阪急うめだ本店、TOCCA STORE銀座店をはじめ全国19店舗で宝塚歌劇団 宙組トップ娘役の星風まどかさん、そして遥羽ららさん、天彩峰里さんをイメージしてデザインされたカプセルコレクションから9コーディネートをAR(拡張現実)による演出によって楽しめる体験コンテンツ「PORTAL BY TOCCA」を公開。

 

 

 ARとは、実在する風景(この場合TOCCAのお店風景とトランク)に、動くバーチャル視覚(三人)を重ねて表示することでまるでそこにいるかのようにみえるようにする手法。

 

 

最近ではこの手法と、スマホのGPS機能を融合して世界的に大ヒットしたスマホゲーム、『ポケモンGO』があります。

 

 現実の風景に重ねて実在感を増すことで、その世界に没入することがより簡単になるのです。

 

アイドルのファン特典として、限定ARビジョンなどはよくききますのでもしかしたら宝塚公式でもこの先出てくる可能性があるかもしれません。

 

動画を見ると、彼女達の周囲には無数のカメラが隈なく置いてあります。

ARのビジョンてこんな風に撮るんですね。

 

 

 


PORTAL BY TOCCA AR Fashion Collection

 

 

 

 

 

meson.tokyo

 

 

 

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2019年もありがとうございました

 

宙組さんのスポンサーまとめ記事、年内中に間に合いませんでした。

 

年明け最初の記事にします。

 

今年もここへ来て読んでくださる方がいるから

、また何か宝塚で記事を書こうという気持ちになります。

 

 

もういいやと思う日が来るまで、頑張ります。

 

 

どうぞ2020年もよろしくお願いいたします。

 

皆様と皆様の御贔屓にとって、よい年でありますように。

 

 

 

 

 

 

宝塚歌劇 イメガ&スポンサーまとめ 星組編 2019年

 

 


 


星組編です。

 

 

 

礼真琴

 

95期 星組トップスター

菓匠三全(萩の月) (2015.7~)

 

f:id:cin77jcs:20191230105009j:plain

 

 

「萩の月」の歴代イメージキャラなどはこちらの記事でまとめています。

 

seikacat.hatenablog.com

 

 

 

 

 ダンスシーンを披露するバージョンのCMもありますが、やはりメインは

萩の月東京仙台散歩シリーズ(公式より)。

 

東京にある仙台の史跡を礼さんが巡るというものです。

 

1.旧仙台坂(くらやみ坂)(まとめ記事に詳細を載せています)

2.仙台堀川

3.仙台橋

 

第4弾となるこの仙台濠は、仙台藩が工事を請け負った御茶ノ水近辺だそう。

晴天の中、神田川から隅田川を船で下って行きます。

 


【宝塚歌劇団星組 礼真琴出演】2019萩の月CM「仙台濠(せん だいぼり)篇」

 

 

 

実際の仙台には行かないの?とも思いますが、萩の月仙台ロケのCMは現在乃木坂46の、久保史緒里さん(宮城県出身)が担当しています。

あと萩の月をCMで食べる担当でもあるのかな?

 

礼さんはタカラジェンヌらしく食べないようなので。

 

 

とはいいつつ、タカラジェンヌが食事をする場面もある番組がCSではところどころあったりと、これはまたどのあたりが境界なのかいつか分析して記事にしたいと思っています。

 

 

仙台の史跡、意外と東京にたくさんあるんだなと知らなかった者の勝手な印象ですが、調べてみるとまだ多くあるようなのでしばらくこのシリーズは続きそうです。

 

 

 

舞空瞳

 

 102期 星組トップ娘役

オリックスグループ (2019.11~)

 

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2016年から広告に起用されてきた、95期月組トップ娘役愛希れいかさん

の後になります。

 

愛希さんは2018年11月にて退団していますから、宝塚歌劇のオリックス広告は1年の間空白の期間があることになります。

 

 

オリックスグループ全体をイメージした広告というわけではなく、

その中でも企業の社会貢献活動(社会福祉、環境保全、文化活動への支援など)のPR広告として、起用されたもののようです。

 

 

 

 

 

 

有沙 瞳

 

98期 星組娘役

池田泉州銀行(2017.11~)

 

 

f:id:cin77jcs:20191230113700j:image

 

これまでの池田泉州銀行の歴代イメージキャラなどをまとめた記事はこちら。

 

seikacat.hatenablog.com

 

上の有沙さんの写真は恐らく、資産運用を提案したい高齢者向きの広告。

 

銀行は世相をすぐに表す企業ですから、チラシなどでその移り変わりをみるだけでも楽しいです。

 

 

 

 

 

 

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宝塚歌劇 イメガ&スポンサーまとめ 雪組編 2019年

 


 


 


今回は雪組編です。

 

 

 

望海風斗

 

 

 

89期 雪組トップスター

 

かんぽ生命(2016.09〜)

 

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かんぽ生命が宝塚歌劇のイメージキャラクターとしてはじめて起用した元月組トップスター、龍真咲さん (2015. 4〜2016.09) より引き継いでの起用。

 

 

貸切公演や、舞台に関連したトップふたりと二番手のフランスへの旅番組なども提供していました。

 

f:id:cin77jcs:20191228141514j:plain

 

 

VISAのエリザベートや、最近では月組のUCCの「I AM FROM AUSTRIA」など大型海外ミュージカルでよくある宣伝媒体ですが、

ただ通常のようにCSではなく、BS先行でこちらは放送していたことが違いでしょうか。

 

 

かんぽといえばラジオ体操

 

 

 

かんぽがスポンサーになって特筆すべきはやはりラジオ体操。

 

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これは、かんぽ生命の前身である逓信省簡易保険局が1928年に「国民保健体操」として現在のラジオ体操を考案し、当時のNHKのラジオ放送によって全国へと広まったことに関連しているそうです。

 

 保険誕生100周年を記念して実施した “企業向けラジオ体操プロジェクト” の一環として、「ラジオ体操出張ポイントレッスン TAKARAZUKA SPECIAL」です。

 

 

前の月組さんでもイベントとして開催されていました。

 

www.jp-life.japanpost.jp

 

 

イメージキャラクター、正式名称は

「かんぽドリームシアター ナビゲーター」だそう。

 

f:id:cin77jcs:20191228141855j:plain

 望海さんはこの時、ラジオ体操の公認指導員資格を取得。

 

 

できることならこの先も色んな組のラジオ体操を観たいのですが…

 

 f:id:cin77jcs:20191228151412j:plain

 

イメージキャラクターの方にはなんの関連もないのですが、このスポンサーが次も続くかどうかは情勢的に現在では不透明といわざるをえません。

 

 

星南のぞみ

 

98期 雪組娘役

桶屋製薬 (2017.8.1~)

 

 

前任である同じ雪組娘役であった、星乃あんりさんから引き継いでの就任です。

 

f:id:cin77jcs:20191228150048j:plain

 

hiyakiogan.co.jp

 

 

創業は1622年とかなり古い歴史のある大阪本社の企業です。

乳幼児向けの不調への漢方薬、「樋屋奇応丸」がメイン商品。

 

関西ではトップクラスの知名度ですが、それ以外の地域によっては知らないひともいるかも。

 

 わたしの住む西日本ではかなり昔から(80年代)テレビCMが流れていました。

 なのでこのCMソングもフルで歌えてしまいます。

 

 

潤花

 

102期 雪組娘役

ヒガシマル醤油 (2019.10~) 

 

f:id:cin77jcs:20191228180437j:image

 

こちらも星組 綺咲愛里さん(2016~2019.10)の退団にともなう引き継ぎ。

 

広告はいつも料理でのお醤油の使い方を提案する形式です。

 

 

 

広告の移り変わり

 

 

ヒガシマル醤油自体は、昔から「歌劇」や「GRAPH」で広告を出していたのでつながりがあったと思われます。

 

これは1985年の「宝塚グラフ」の裏表紙内側。

 

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カラーデザインセンスの凄さ。

 

見えなくなってしまいましたが、右上に「うすくちは控えめにお使いください…」の文言あり。

食卓が豊かになり、健康志向が高まりをみせはじめた時代を表すようです。

 

 

 

ちなみに

 

「宝塚GRAPH」2016年2月号 裏表紙の内側(最後のページの部分)の広告。

 

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そして同年3月号の裏表紙内側。

 

f:id:cin77jcs:20191228174913j:image

 

 

 

このあたりからイメージキャラ起用になったと思われます。

 

 

 

 

 

 

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宝塚歌劇 イメガ&スポンサーまとめ 月組編 2019年

 


続いて月組です。

 

 

 

 

 

 

珠城りょう

 

 

94期 月組トップスター (2016.9.6~)

 

DAIKIN (2014~)

 

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空調機メーカーのDAIKIN(ダイキン工業)。

メーカーの中でもうるさら7という、エアコンのCMキャラとして起用。

 

CM動画

 

 

 

起用されてから何年かの間にCMが複数つくられていますが、公式に現存する古いものはこれかな?

 

 

2019年最新はこちら。

www.youtube.com

 

www.daikin.co.jp

 

通常こういったCMなら「宝塚歌劇団」、「トップスター」、「名前」といった肩書を表記するのですがこちらはありません。

 

わかるひとはすぐわかる、知らない人はネット等で調べないとわからないという、「宝塚歌劇」のイメージにはあえて寄せない宣伝戦略のようです。

 

うるさらの海外向け企画説明をする社員?、ニュースキャスター、学校の教師、と演じるのも同じ人物ではなくあくまでうるさらの説明を美しくこなすことが第一。

 

笑いになりそうなところもありつつ、ギリギリでそうしない内容です。

 

 

おまけ

 

 

余談ですが。

うるさらシリーズは家庭用エアコンではほぼ唯一といってもよい、タンクなしで加湿が可能となった無給水加湿器を搭載したエアコンです。

そのためか同業他社製品よりも価格もお高め。

 

 

最新モデルはAIを搭載し、床や壁の温度、湿度まで検知して判断、

また過去のリモコン操作記録から、その操作した人の好みの環境を学習、自動で快適に保つようにできるとのこと。

 

すごい。なかなか簡単には買えないけど。

 

 

月城かなと

 

 

 

 

 

 95期 月組男役

 

加美乃素(2018.7.27~)

 

f:id:cin77jcs:20191225222914j:plain

 

www.kaminomoto.co.jp

 

神戸を本社とする育毛剤や美容製品を扱う加美乃素。

宝塚歌劇との関わりは古く、1960年代から緞帳提供や貸切公演などをしてきました。

 

これまでの加美乃素イメージキャラクター

 

 

(詳細が調べつくせていないので独立した記事にしていませんでしたが、不明な点は残したまま載せておきます)

 

 

◆寿ひずる   58期 花組男役 (~1980)

◆四季乃花恵  59期 星組男役  

◆大地真央   59期 月組トップスター

 

?間あり?

 

◆貴城けい   78期 宙組トップスター

          イメガ就任期間 ~2007.2

◆北翔海莉   84期 星組トップスター ~2016.11)

          イメガ就任期間 2007.2~2018?

◆月城かなと  95期 月組男役

          イメガ就任期間 2018.7~

 

 

 

 こうみると加美乃素は男役ではあっても、組に偏りはあまりない印象。

 

 

 北翔さんの退団後もしばらく次期イメガの発表がなかったため、

  暫定的に北翔さんの就任時期としています。

 

 そのため在団時期とイメガ就任期間が違っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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宝塚歌劇 イメガ&スポンサーまとめ 花組編 2019年

 

2019年も終盤にさしかかったので、ここで現時点におけるイメガ、スポンサーまとめを組ごとにまとめておきます。

 

順不同。

花組からです。

 

 

柚香光

 

95期 花組トップスター (2019.11.26~)

 

JOSEPH   イメガ就任期間 (2018.5~)

 

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LONDON発のブランド、JOSEPHのブランドコンセプトは“Slick & Chic”。エッジの利いたアイテムをラグジュアリーな素材で提案。自分の価値観を持った自立した女性のための上質なカジュアルウェアブランドです。

 

 

www.joseph.jp

madamefigaro.jp

 

どんな経緯でキャラクターになったのか気になります。

どこかで話されているのかな?

 

 

バレンシアガに抜擢されたモデルみたいに、普通の人が高円寺を歩いていたら急に海外スカウトに取り囲まれたとか、海外ブランドは割と自由だから。

 

 

 

個人的にフィガロジャポンさんはスポーツ紙の宝塚記事と同じく、紹介したブランドがクローズしても長くサイトに残る処理?をしてくれるので、(数年後とかに検索しても出てくる)助かります。

 

 

2019 年から2020年にかけて、世界的にはファッションのトレンドはまだ「カジュアル」と「スポーティ」、そして「アウトドア」。

シューズはナイキ、UGG。アウターはノースフェイスみたいな。

柚香さんの持つ魅力と丁度合っているのでは、と思います。

 

 

 

永久輝せあ 

 

97期 花組男役

 

三井住友VISAカード イメガ就任期間 (2019.11.26~)

 

雪組から花組への組替えをもっての就任です。

 

f:id:cin77jcs:20191221174243j:plain

 

 

www.smbc-card.com

 

こちらの記事は一定期間で消えそうですね。

VISAガールはほぼ花組という伝統を継続。

 

 

三井住友VISAカードは、宝塚歌劇では老舗のスポンサーです。

 

エリザベートなどの海外ミュージカルなどの比較的大きな大劇場公演の協賛などもしています。

 

歴代の舞台映像をみると、最初に表記される冠名も

VISA→住友VISA→三井住友VISAと、変化していて時代の流れを感じます。

 

 

 

 

これまでの宝塚歌劇における歴代VISAガールをまとめた記事はこちら。

 

seikacat.hatenablog.com

 

 

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宝塚歌劇 公演 2019年10月12、13日  台風19号まとめ

 

 

 

今回の台風19号と宝塚歌劇公演の動きを、

私見でまとめています。

 

なにかあれば訂正や追加文を入れる予定です。 

 

 

 

台風19号

 

 

 

ja.wikipedia.org

 

 

台風19号は2019年10月12日から13日にかけて、日本の関東から東北地方にかけて上陸し各地に甚大な被害をもたらした台風です。

 

強風域が本州の半分以上を覆うほどの大型で、勢力も強かったため、大雨に加えて暴風、高潮などを伴う広範囲の被害に繋がりました。

 

 

10月10日(木曜)

 

 

2019年10月10日。

 

台風19号について、宝塚歌劇公式から対応について2日前という異例の早さで通達が出ました。

 

これまでになかったことです。

 

これはここ数年で災害が発生した折、公共交通機関が災害を見越して止める、計画運休を発表するようになったことも影響していると思われます。

 

これにより店や物流が止まり、結果的に観客や舞台関係者が満足な舞台をつくることは難しいと判断することになったからでしょう。

 

 

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また同日から初日を迎える雪組全国ツアー公演、雪組別箱公演も、同様の措置となりました。

 

 

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10月11日(金曜)午後発表

 

 

10月12日(土曜)の星組、雪組公演すべての中止が公式にて発表されました。

 

宝塚歌劇の歴史の中でも、恐らく阪神大震災時の花組公演、そして雪組バウ公演以来二度目?でしょうか。

 

それくらい珍しく異例のことです。

 

 

このブログでは過去に、阪神大震災と宝塚歌劇についても書いています。

 

記事はこちら↓

seikacat.hatenablog.com

 

 

 

 

 

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星組公演は、トップスター、トップ娘役退団公演中。

千秋楽の前の日の公演、いわゆる前楽が中止となりました。

公式での発表通り振替公演もありません。

 

阪神震災の記事でも書きましたが、ファンにとって退団千秋楽、さらには千秋楽の前の日の前楽公演は、通常の舞台の後にさよならショーがあります。

 

 

 

 

 

それもあって千秋楽、前楽は長く記憶に残しておきたい、そして媒体にも長く残ることになるためとても思い入れが特に強いもの。

ファンとしてもこの処置はとても残念なことと感じます。

 

 

10月12日(土曜)18時頃 発表

 

 

13日の雪組KAAT神奈川芸術劇場、全国ツアーカルッツかわさき公演は2時間遅れにて開演するとの発表がありました。

 

 

星組千秋楽公演は、開演時間に変更なし。

 

これは星組公演は全国各地映画館でのライブビューイング上映を予定しているからでしょう。

 

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10月12日(土曜)ライブビューイング 払い戻し対応発表

 

 

その星組公演ライブビューイングも、交通機関によって来場できない場合は払い戻し対応を行うと発表。

 

公演前日の夕方頃の発表でした。

 

 

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宝塚歌劇では、2012年から大劇場公演千秋楽などでライブビューイング中継を行っています。

 

宝塚歌劇ライブビューイングの歴史については2015年時点のものですが、こちらで記事にしています。↓

 

seikacat.hatenablog.com

 

 

 

星組公演千秋楽 早朝

 

 

通常宝塚歌劇トップスター退団では、劇場前の道路で、スターを見送るイベントが催されます。

 

これは慣例として代々続けられており、

写真などで残したいという、ギャラリーも多いものなのですが今回は台風後の影響で外でのイベントはなくなりました。

 

 

これも異例のことで、そのためファンの間で交わされる千秋楽当日の撮影写真はこれまでの同じトップスター退団公演でのそれと比べ、かなり少ないです。

 

 

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こういう感じの写真のためのお花ですね。↓

 

www.sanspo.com

 

 

 

 公式などの、メディアでの写真は当然あります。

 

yahooや公式などの記事は一定の期間が経つと消えてしまうので、いつまでも検索すれば出てくる日刊スポーツさんや、産経スポーツさんのこういった記事は、宝塚ファンにとってはありがたい存在です。

 

kageki.hankyu.co.jp

 

 

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宝塚歌劇  ダンスなどの振付には著作権あり? 考察

 


 

 

 最初に

 

今月のスカイステージで、花組 舞浜アンフィシアター公演『Delghit Holiday』が放送されています。

 

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そして8月に催された星組トップ娘役、綺咲愛里さんのミュージックサロンも。

 

こちらは今年退団する綺咲さんのいわば記念のディナーショーです。

 

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(DVD化されないものは、放送が早いのが特徴。

されるものなら一年近くまたはそれ以上スカイステージでの放送を待たねばなりません。)

 

このふたつの公演、組も違うし関連性はあまりないように思えますが、曲目の中にアイドルグループ、モーニング娘。『LOVEマシーン』が入っているという共通点があります。

 

 

 『LOVEマシーン』とは

 

 

『LOVEマシーン』は、1999年に発売された、モーニング娘。グループ初のミリオン達成曲。

 

 

現在に至るまでグループ過去最高の売上を記録している曲で、一定の世代以上の人なら耳慣れたメロディだと思います。

 

www.youtube.com

 

 

『Delghit Holiday』では、懐かしの平成ヒットメドレーのひとつとして登場。

 

ミュージックサロンでは、綺咲さんの馴染みの曲なのかな?

 

 

 

それで少し気付いたこと。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 振付師のクレジットが付いている理由

 

 

トップさん達のディナーショーのスカイステージでの放送では通例、稽古場とトークがあります。

 

稽古場とディナーショー公演のふたつとも今回の綺咲さんの『LOVEマシーン』の場面のみ、

「オリジナル振付 夏まゆみ」というクレジット表記がされていました。

 

 

そしてその歌の場面のダンスは、モーニング娘。さん達のものとは違っていました。

 

『Delghit Holiday』では、メドレーなので短くはっきりしませんがおそらくモー娘。さんとほぼ同じ振付で、クレジット表記もなし。

 

 

 夏まゆみさんについて

 

 

夏まゆみさんは海外留学をへて、国内芸能人、アイドルの振付を多く手がけてきたダンサー、振付師です。

モーニング娘。では『LOVEマシーン』をはじめとして多くの振付を担当。

 

 

また国内のエンタメ業界においてダンサーだけでなく、振付師の地位向上に尽力したことでも知られています。

 

 

宝塚歌劇では、過去にモーニング娘。とOGの共演ミュージカルの振り付けなどを手がけたことがあります。

 

ja.wikipedia.org

 

 

 

dews365.com

 

 

 振付師の クレジット表記は著作権のため?

 

 

なぜわざわざその曲でのみ振付師を表記しているのか?

 

なんとなく『LOVEマシーン』の振付には著作権があるからかなと推測。

 

 

夏さんのwikiに、

 

 

音楽番組などで振り付け担当者、踊り(ダンサー)のクレジット表記はこれまでに多様にあったが振付師の地位向上を願い更なるテレビ番組等において、振り付けクレジット表示の働きかけを精力的に行った。

 

 

とあったからです。

 

 

 

結論からいうとダンスに著作権は、あるそう。

わたしは不勉強ながら知りませんでした…

 

ダンスの振り付けに著作権は「ある」

著作物は、著作権法2条1項において「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものを言う」と定められています。

振り付けは”思想又は感情を創作的に表現したものであって”、”文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの”といえるので、著作物といって問題ないでしょう。

 

 

ダンスは「思想または感情を創作的に表現したもの」という表現が法律の条文なのに、文学的で格好いいですね。

 

 

 

 

ちなみに非営利の上演では振付による著作権は発生しません。

 

 

著作物である他者の振り付けた作品を踊るときは、作者の許諾が必要です。しかし、著作権法38条1項において「非営利・無料・無報酬での上演」には許諾が必要ないと定められています。

非営利・無料・無報酬での上演とは、学園祭や地域のボランティアで行われる催し物などのこと。したがって、ダンス教室等で踊る場合は、非営利・無料・無報酬での上演とはみなされないため許諾が必要になります。

 

 

 

 振付家ではなくそれを踊るダンサーとの関係

 

 

 

 

「振付師」は、プロ・アマ問わず、その振付けの”著作者”や”著作権者”になり得ます。そして、その振り付けを演じる「ダンサー」は”実演家”ということになり、実演家としての著作隣接権が発生します。

実演家であるダンサーは、プロ・アマ問わず、自らのダンスパフォーマンスを録画する権利や、インターネットにアップロードする権利を有しています。
そのため、ダンサーのパフォーマンスを利用する際は、振付師を含め他のダンサーとの権利処理を行うのが基本です。

 

 

 

そうみると『Delghit Holiday』では振り付けの著作権料を処理し、ミュージックサロンではしなかった…ということなのでしょうか。

(楽曲自体の著作権の処理はどちらも当然されている)

 

 

 

 

 

 終わりに

 

 

 いつもながら推測の域を出ない話になりました。

 

 

宝塚歌劇では芝居でもショーでも振付ける時は歌劇団所属のOGの先生方お馴染みの振り付けの方や、外部から振付師を招いてなど様々なひとが関わってきます。

 

 

振り付けにもその創作者のやりたいこと、気持ちや、癖を感じとれるようになると、特にショーでの場面の観劇の楽しみが増えるのでおススメです。

 

 とはいっても宝塚歌劇団所属の振付の先生たちの振付の著作権は、個人ではなく「歌劇団に帰属」となっていそうですが。

 

 

ここまで読んで下さりありがとうございました。

 

 

 

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宝塚歌劇 台風10号対応まとめ 2019年8月15日(木)

 

最初に

◆2019年8月15日(木)

 

台風10号の影響による宝塚大劇場の対応とリアルタイムにまとめておきます。

まだ変化があればこの記事で更新していく予定です。

 

台風の状況

 

大型で強い台風10号は進路を西よりに変えて北上。

 

f:id:cin77jcs:20190815114749j:image

 

15日昼前から昼過ぎにかけて四国地方を通過、または上陸し、その後、中国地方を縦断する見込みです。

西日本と東日本の太平洋側では、大気の状態が非常に不安定となっており、局地的に非常に激しい雨を観測しています。

 

大劇場への影響

 

 

この日に影響を受けるとみられる宝塚歌劇は、宝塚大劇場星組公演のみ。

 

f:id:cin77jcs:20190815114642j:image

 

kageki.hankyu.co.jp

 

 (月組梅田芸術劇場は影響なしとされています。)

 

 

 

 

◆公式では13日午後には15日公演を通常通り行うと発表。

 

 

f:id:cin77jcs:20190815094911j:image

 

 

◆問い合わせが多いのか、14日にも再度発表。

 

f:id:cin77jcs:20190815095102j:image

 

 

◆当日15日9時30分の発表

 

f:id:cin77jcs:20190815100114j:image

 

観ることができる人は通常通り、そうできない人には個別に対応とするようです。

 

これは前回の2018.6 雪組大劇場公演(地震)、2018.9 月組大劇場公演、星組梅田芸術劇場公演、バウホール公演(台風)での経験を生かしたものとなっています。

 

◆15日昼には大劇場内ショップの営業時間も発表されました。

f:id:cin77jcs:20190815121914p:image
f:id:cin77jcs:20190815121910p:image

 

 

JRの対応

 

報道等で台風の影響が懸念されはじめ、JR西日本が新幹線および宝塚へ移動するために必要な京阪神地区の一部在来線の運休を決めたのが12日。

お盆の帰省ラッシュが重なっていることもを見込み、早めの対応でした。

 

 

◆JR宝塚駅への影響

 

f:id:cin77jcs:20190815095155j:image

 

阪急電鉄の対応

 

 

ちなみに15日午前現在、阪急電鉄は計画運休しないと発表しています。

 

このツイートへは「運休した方がよいのでは?」というリプが多く寄せられていて判断の難しさがよくわかります。

 

f:id:cin77jcs:20190815094948p:image

 

 

カフェの対応はまちまち

 

 

大劇場にもっとも近いカフェ、グリーンベリーズ宝塚店は前日には15日終日閉店を告知。

 

f:id:cin77jcs:20190815152300j:image

 

 

 

客席の様子

 

大劇場をはさんで反対側にあるソリオのカフェや飲食店は営業しているところが多かったようです。

 

 

 

◆11時公演

f:id:cin77jcs:20190815152442j:image
f:id:cin77jcs:20190815152445j:image

 

◆15時公演

 

f:id:cin77jcs:20190815152506j:image

 

終わりに

 

今回の台風では昨年のような大きな被害は各地では出ていないようで、公演中止や帰宅難民のための劇場開放といった措置には至りませんでした。

 

ないに越したことはありませんが、今回も大劇場側はそういった災害対応を想定していたと思われます。

 

あとは来られなかった人のための払い戻し対応ですね。

 

 

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2019年 宝塚歌劇にポリコレはあるか または必要か

 

 

最初に

 

 

今回はタイトル通り、少し難しい話になります。

 

 

日頃から宝塚歌劇に対して感じていたことを、今書いておきたいとふと思ったからです。

 

 

これはわたしが宝塚歌劇を好きになった10年以上前から現在進行で思考していることであって、また変化したり、後になって読み返してもみるととんでもない誤ちをおかしているかもしれません。

 

けれどそろそろ誰もが見ることができる場所に書き留めておいていい時期なのではと考えています。

 

 f:id:cin77jcs:20190727121130j:plain

 

 

そして同じようなことを考えている人に少しでも、この記事が思考のたたき台になればと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

ポリコレとは?

 

 

 

1980年代多民族国家アメリカ合衆国で始まった、「用語における差別・偏見を取り除くために、政治的な観点から見て正しい用語を使う」という意味で使われる言い回しである。

ポリティカル・コレクトネスは差別是正活動の一部として、英語だけでなく日本語など英語以外の言語にも持ち込まれ、一部の表現の置き換え・言い換えにつながった。

 

政治的立場では区別する以外の目的で、容姿職業性別文化人種民族信仰思想性癖健康障害)・年齢婚姻状況などによる社会的な差別偏見が含まれていない、公正・公平な表現・用語を使うよう推奨している。

適切な表現が存在しない場合は、新語が造られることもある。

 

ja.wikipedia.org

 

 

 

現在では言葉だけでなく、世界的にみて偏りなくフラットな価値観で内容を提供できているかという意味合いでも使われています。

 

wezz-y.com

 

 

 

結論から

 

まず最初に。

 

タイトルにしたこのポリコレ、宝塚歌劇に世界的な価値観の共有がいるのか?すでにあるのか?という問いですが。

 

 

わたしが個人的に現在出した結論から先に書いてしまうと、

 

「現在の宝塚歌劇には明確なポリコレをつくること、つくられていることをことさらに外部に明示して、そして拡散する必要はない。」

 

です。

 

 

「ただし、なんらかの状況の変化によって歌劇団にポリコレがあるのか?と外部から問われるような事態になった場合、明確に応えられるようにしておかないといけない。」

 

 

とも付け加えておきます。

 

これまでには想定していなかったことを思いもかけないきっかけとして世論が沸騰し、宝塚歌劇に批判が及ぶ可能性があるためです。

 

 

 

そのあくまで予防策としてポリコレを踏まえて反論できるような素地をつくっておく必要が今の時代にはあると感じています。

 

 

 

 

 

 

宝塚歌劇が関わったポリコレ問題

 

 

 たとえば少し前に少しだけネット上で炎上したこちらの案件。

 

www.nagi-narico.com

 

 

わたし自身はレビュー「ノバ・ボサ・ノバ」に代表されるような黒塗りメイクを嘲笑のネタとするか、リスペクトの対象としてとらえるかの単なる切り分けの違いととりましたがそれまでなにも疑問を持たずに行っていたことが一律に批判されること、宝塚歌劇へもその批判が及びかねない怖さをこの一件で知りました。

 

 

 f:id:cin77jcs:20190727151337j:plain

 

 

ポリコレ的価値観は推し進めることで、既存の価値観で築き上げた楽しさを否定することにつながってしまうことがあり批判を生み出すことが往々にしてあります。

 

 

ディズニーがわかりやすい例です。

 

  

www.sun-ahhyo.info

 

 

 

 

「宝塚歌劇は規定されない世界」と規定してみる

 

 

 

なぜわたしが上記のような結論を出すに至ったかとというと、宝塚歌劇とは「明確に規定しないたくさんのことの積み重なりでできていて」、「その積み重なりが多様な捉え方」をファンにさせることができていて、

 

 

結果、これまで高い人気を維持し相乗効果を生み出していると考えているからです。

 

 

劇団が明確に規定しないメリットとは?

 

 

実は宝塚歌劇団はいくつかの矛盾を抱えて今日まで存続しています。

 

たとえば

生徒といいながら社会人、ショービジネスの担い手とするシステム。

 

 

日舞など日本の伝統芸を維持しつつ海外ミュージカル、少女漫画からスタートした2.5次元の舞台化。

 

f:id:cin77jcs:20190727145344j:plain

 

 

国内における舞台のいち早い映像ソフト化。

専門チャンネルでのコンテンツ化。

肖像権などに(今のところ)口を出さない事。

 

 

いわば宝塚歌劇はなんでもできる場になりつつあり、そして公式はどうしてそのようにしたという理由を説明したことはこれまでほとんどありません。

 

 

劇団が公式に規定しないことでファンは物語にもショーにも、劇団の在り方にもそれぞれ独自の解釈をすることが可能になっているのです。

 

 

それは人事の不透明化にも作用しています。

なぜその人事が行われたのかを、本人も劇団も最後まで口にすることはありません。

 

ファンにとっては不本意な人事であったとしても、何も言わない劇団が仮想敵のようなまたクッションのような役割を果たすことで本人に批判がいかないような仕組みになっているともとれます。

 

とはいえおおむね劇団が明確に規定しないことは宝塚歌劇において、メリットとして機能しているようです。

 

 

 

規定しないことでの不安要素とは

 

 

そもそも15歳から18歳の女性のみしか入学入団を認められない劇団というのは、厳密にいうとポリコレに背いているともいわれかねません。

 

 

2016年にNYで上演された宝塚OGが出演したミュージカル「シカゴ」において、

 

f:id:cin77jcs:20190727111211j:plain

 

 

なぜ女性がわざわざ男性を演じる必要が、男役というものが商業演劇として成立しているのかを海外のインタビュアーに質問された際に十二分には説明しきれなかったことからも、その危うさがわかります。

(すみません当時のこの質問の記事を探しましたがソースがみつかりませんでした)

 

 

このような問いに、「だってその方が夢がみれるから」というのは昔からあるアンサーですが、その答えではおそらく海外では通用しません。

必要がないのならそこに需要もないということです。

 

 

欧州と日本およびアジア圏の美意識に差異があること。

 

また海外ではしばしばいわれるセクシュアリティに直結する問題として男役をとらえることを、宝塚ファンはよしとしないことも要因としてあります。

 

 

 

ファンはどう感じているか

 

 

わたしは紆余曲折あって離れた時期があるなどしましたが、宝塚歌劇を愛しています。

さらにポリコレは全面的に正しいから誰もが諸手を挙げて導入すべき、とはいえない状況にあるとも感じています。

 

 

しかし個々の価値観のみで独自のエンタメを維持することが難しくなった現在では、無視しては取り残される。

 

 

ファンの多くがそうした意識を持たないまま、(炎上などによって)なしくずし的にポリコレを導入するようなことになっては反発を生むことになるでしょう。

結果「明確に規定しないことでつながっていた」ファンの間、そして劇団とファンの間で断絶をつくり、そのエンタテイメントの勢いは落ちてしまうことにもなりかねません。

 

それだけは避けてほしいと願っています。

 

 

 

 

 

 

  

あとがきとまとめ

 

 

 

ポリコレ的価値観は、なにも明確に規定しないことで成立している宝塚歌劇を変えてしまうかもしれない。

それでも現状では規定しておくべき。

その痛みにファンがどう対処できるか。

 

 

 

おまえが心配するほどじゃない、歌劇団はちゃんとしているから大丈夫。

それをいったらおまえの記事は違反してない?とか言われるかなとグルグル頭を廻っていますが、今回はこれくらいで。

 

 

ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。

またその気になったらこのあたりの話題は掘り下げます。

 

 

 

 

 

 

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