今回は雪組編です。
望海風斗
89期 雪組トップスター
かんぽ生命(2016.09〜)
かんぽ生命が宝塚歌劇のイメージキャラクターとしてはじめて起用した元月組トップスター、龍真咲さん (2015. 4〜2016.09) より引き継いでの起用。
貸切公演や、舞台に関連したトップふたりと二番手のフランスへの旅番組なども提供していました。
VISAのエリザベートや、最近では月組のUCCの「I AM FROM AUSTRIA」など大型海外ミュージカルでよくある宣伝媒体ですが、
ただ通常のようにCSではなく、BS先行でこちらは放送していたことが違いでしょうか。
かんぽといえばラジオ体操
かんぽがスポンサーになって特筆すべきはやはりラジオ体操。
これは、かんぽ生命の前身である逓信省簡易保険局が1928年に「国民保健体操」として現在のラジオ体操を考案し、当時のNHKのラジオ放送によって全国へと広まったことに関連しているそうです。
保険誕生100周年を記念して実施した “企業向けラジオ体操プロジェクト” の一環として、「ラジオ体操出張ポイントレッスン TAKARAZUKA SPECIAL」です。
前の月組さんでもイベントとして開催されていました。
イメージキャラクター、正式名称は
「かんぽドリームシアター ナビゲーター」だそう。
望海さんはこの時、ラジオ体操の公認指導員資格を取得。
できることならこの先も色んな組のラジオ体操を観たいのですが…
イメージキャラクターの方にはなんの関連もないのですが、このスポンサーが次も続くかどうかは情勢的に現在では不透明といわざるをえません。
星南のぞみ
98期 雪組娘役
桶屋製薬 (2017.8.1~)
前任である同じ雪組娘役であった、星乃あんりさんから引き継いでの就任です。
創業は1622年とかなり古い歴史のある大阪本社の企業です。
乳幼児向けの不調への漢方薬、「樋屋奇応丸」がメイン商品。
関西ではトップクラスの知名度ですが、それ以外の地域によっては知らないひともいるかも。
わたしの住む西日本ではかなり昔から(80年代)テレビCMが流れていました。
なのでこのCMソングもフルで歌えてしまいます。
潤花
102期 雪組娘役
ヒガシマル醤油 (2019.10~)
こちらも星組 綺咲愛里さん(2016~2019.10)の退団にともなう引き継ぎ。
広告はいつも料理でのお醤油の使い方を提案する形式です。
広告の移り変わり
ヒガシマル醤油自体は、昔から「歌劇」や「GRAPH」で広告を出していたのでつながりがあったと思われます。
これは1985年の「宝塚グラフ」の裏表紙内側。
カラーデザインセンスの凄さ。
見えなくなってしまいましたが、右上に「うすくちは控えめにお使いください…」の文言あり。
食卓が豊かになり、健康志向が高まりをみせはじめた時代を表すようです。
ちなみに
「宝塚GRAPH」2016年2月号 裏表紙の内側(最後のページの部分)の広告。
そして同年3月号の裏表紙内側。
このあたりからイメージキャラ起用になったと思われます。